<球心> つながる竜、連敗脱出 8番高橋周、不振晴らす2打点
2022年5月27日 05時05分 (5月27日 05時05分更新)
守備位置が変わり、打順も下がった。約4年ぶりに8番に座った高橋周が四回、2死一、二塁から左前に適時打を放ち、9試合ぶりの打点を挙げた。「流れに乗れた」。自身のふがいなさを晴らすかのように、二塁ベース上で両手を大きくたたいた。
相手の猛攻をしのぎきった直後の四回の攻撃。1死一塁からビシエドの左前打で一、三塁となり先制機が訪れる。ただ、続く石川昂が空振り三振。7連敗中、何度も繰り返されてきた光景を、ここから振り払った。続く阿部と木下が連続適時打を放ち先制。強打の西武打線を鑑みれば、ここで取れるだけ点を取っておきたい場面で、前日から打順を二つ下げた8番打者が打席に入った。
ここ2試合は無安打。開幕から調子が上がらず打率は2割前半をさまよい、得点圏打率は1割5分台まで落ち込んでいた。フルカウントからの7球目、高めの直球を引きつけはじき返した。「追い込まれてから引っ張るのは難しいので何とか粘った。結果が出ない中で1本出て良かった」。六回にも再び適時打を放ち2打点。終盤、救援陣が失点を重ねたこともあって結果的に効果的な追加点となり、立浪監督も「今日は球を長く見て、何とかしようという姿勢があった」...
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