7連敗の中日にさらなる強敵…ローテの巡り合わせで山本、田中将、千賀と対戦見込み 若竜が迎える超一流の試練
2022年5月26日 10時37分
◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇25日 中日1-2西武(バンテリンドームナゴヤ)
西武・与座と初顔合わせ。サブマリンとは2020年9月21日のヤクルト・山中以来の対戦だった。願望を込めてだが、僕の予想は「3点は取れる」。一般的に高く、硬いバンテリンドームのマウンドは、下手投げ向きではない。ビジター(ZOZOマリン)では0勝4敗、防御率2・87と手を焼いたロッテの渡辺俊介も、ホームでは4・86と打ち込んでいたからだ。
サブマリン攻略法の第1条は初球をねらえ。彼らは自分たちが希少種だと知っているから、球筋を見られる前に有利なカウントにしようとする。第2条は逆らって引っ張れ。逆らわず逆方向にというのは、実は彼らの術中にはまる。右打者なら大西コーチ(三塁)を的にするくらい、強引な方がいい。
「調子はあまり良くなく、苦しいピッチングだった。野手に守っていただいて、何とか乗り切ることができた」
試合後にこう話した与座に、結果としては6イニングで1点だった。現役サブマリンは他にソフトバンク・高橋礼とオリックス・中川颯。おそらく対戦はない。だから悔しいが、過去は捨てて未来の話を書く。7連敗の竜には、さらなる強敵が待ち構えているからだ。
週末の京セラドーム(28日)で、まずはオリックス・山本。名古屋に戻った31日は楽天・田中将。月が変わった3日はソフトバンク・千賀が登録即先発する見込みだ。「パ・リーグビッグ4」のうち、ロッテ・佐々木朗を除く3人とは対戦する。最終週には防御率リーグ3位(1・73)のロッテ・石川、リーグトップタイの5勝を挙げている日本ハム・伊藤が待っている。
単なるローテーションの巡り合わせ。それを僕は試練だとは思うが不運だとは考えない。荒波にもまれればいい。難敵にはね返されてもいい。岡林、石川昂、鵜飼たちが超一流を知る。険しい道を乗り越えねば、強竜再建もできないのだから。
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