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バンカーでの立ち方

2022年5月26日 10時25分

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 今回は、バンカーでの立ち方について説明します。立ち方のオプションがいくつかあるので、状況に応じて使い分けてください。立ち方は異なりますが、体の前を真っすぐ通し、強く打たないようにすることは共通しています。 (取材・構成 堤誠人)

遠くへ打つ時は左右均等に

 バンカーでは、さまざまなショットが必要になります。この場合、スイングについていろいろと考えるよりも、まず立ち方を考えてみます。遠くへ打つ時は左右のバランスを同じくらいにして構えますし、近くへ打つ時は左足の方へ重心を寄せます。このように球を止めたり近くに落としたりするためには、立ち方が重要になってきます。
 では、それぞれの打ち方について説明します。球を止めたい時は、ターゲットに対して若干ですが左を向きます。大きく左を向くと、ものすごく大きな砂の爆発力が必要になります。左を向くのはほんの少しだけで、その分、フェースを開きます。その構えから打ちます。これが最初のオプションです。
 アマチュアの方では、体の前を切るようにスイングする人がとても多く見られます。真っすぐ向いていても左を向いていても、体の前は常に真っすぐ通します。
 少し左を向いて、少しフェースを開いて打ってみても、「もっと球を止めたい」「もう少し近くのバンカーに合わせたい」と思う時があります。この時の打ち方は、まず左を向いて、次に左膝へ重心を少し乗せます。こうすることで、普段よりも少し上からヘッドが入るようになります。これだけでヘッドの重さが効いて、しっかりとスピンが入ります。
 リストはなるべく柔らかく握ります。そして、打つ時はヘッドの重さを落とすイメージで打ってください。あまり強く打つ必要はありません。ヘッドの重さを最大限に利用すれば、最大限の力が砂に伝わります。自分の力で砂に勝とうとしてはいけません。
 さらに、もっと止めたいと思う時は軽く左サイドへフォロースローを抜きます。これだけで十分に球へスピンが入ります。スピンを入れるのは力ではなく、ヘッドの入れ方です。
 本当に近くへ打つ時は、大きく左を向いて、大きくフェースを開き、大きく左脚へ体重を乗せます。そして、大きく左へスイングします。これだけで球は最初のバウンドでグリーンをかんでくれます。
 利用してほしいのはヘッドの重さ、つまり重力です。ヘッドの重さをどのように砂へ伝えるのかを考えながら、練習に取り組んでみてください。

【左から】ヘッドの重さを落とすイメージで打つ (中)ヘッドの重さを最大限に利用すれば最大限の力が砂に伝わる (右)自分の力で砂に勝とうとしないように

【辻にぃ 心の声】6・2開幕 全米女子OPへ上田選手と調整中

 今週は、6月2日に開幕する全米女子オープン(米ノースカロライナ州サザンパインズ、パインニードルズロッジ&GC)に向けて上田桃子選手と練習しています。大会では上田選手のキャディーを務めます。
 同じ会場で行われた2007年の全米女子オープンのDVDを見てイメージづくりをしていますが、当時は4日間でアンダーパーが5人しかいなかったように、多くの選手が苦戦しているように見えました。コース自体はフラットだと思いますが、ラフに入ってしまった時のマネジメントが大変そうだという印象を受けました。
 グリーンも真ん中が高い亀の甲羅のような造りで、ラフからうまく運んでもピンから遠ざかってしまうことがありそうです。フェアウエーからしっかり勝負し、ラフに行ったらできるだけ寄せやすいグリーン近くへ運びながら、攻めと耐えのメリハリを持って72ホールを戦い抜く覚悟です。
 練習では、上田選手の米国での経験を引き出せるような取り組みをしています。安定したティーショットに、アプローチ、バンカーショットや100ヤード以内のショットの精度をどれだけ上げられるか。ぜひ、応援をよろしくお願いします。

 ▼辻村明志(つじむら・はるゆき) 1975年9月27日生まれ、福岡県出身の46歳。11歳でゴルフを始め、千葉・学館浦安高時代に関東ジュニア選手権高校男子の部、関東高校選手権など優勝。日大では関東学生選手権優勝、朝日杯争奪日本学生選手権2位など。2000年8月にプロ転向し、01年9月に下部ツアーのアイフルチャレンジカップ・オータムで2位となった。11年以降に本格的にコーチとなり、女子を中心に多くのトッププロを指導している。

 取材協力 鎌ヶ谷カントリークラブ(千葉県鎌ケ谷市中沢1348)
 (電)047-444-4111(代表)
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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