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女性6人組「BiSH」のアイナ・ジ・エンドが、8月の舞台「ジャニス」でミュージカル初主演

2022年5月26日 10時00分

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ジャニス・ジョプリンの役衣装でポーズを決めるアイナ・ジ・エンド

ジャニス・ジョプリンの役衣装でポーズを決めるアイナ・ジ・エンド

 女性6人組グループ「BiSH」のアイナ・ジ・エンド(年齢非公表)が、8月23、25、26日に東京国際フォーラムで上演される舞台「ジャニス」でミュージカルに初主演することが決定し、このほど本紙のインタビューで意気込みを語った。挑戦するのは、米国の伝説的ロック・スターのジャニス・ジョプリン役。中学時代に出演したミュージカルの役は「ウジ虫」だったが大出世。昨年末の紅白歌合戦を沸かせた「BiSH」のアイナが夢舞台に立つ。
 アイナがロックンロールの女王になる。昨年11月、NHK「紅白歌合戦」の出場者会見で披露したライブ前の掛け声「ち○ぽ―!!」で世の中をざわつかせた。今作はグループではなく「1人での魔法の言葉はないです」。初挑戦のミュージカルで初主演。主人公を全身全霊で表現する。
 「自分ではない誰かを演じるのが女優だけど…。女優がしたいというよりはジャニスをやりたい! 第一印象のジャニスは自分に近いものを感じ、やりたいと思った」
 ジャニスは1967年に彗星(すいせい)のごとく現れた。感情を爆発させるシャウト、人の心に突き刺す歌声など幅広い表現で爆発的な人気を得た。だが、27歳で急死。麻薬の過剰摂取が原因だった。今作では、亡くなる1週間前、一夜のコンサートをコンセプトに舞台化した。アイナは言う。
 「さみしがり屋だったのかなと思っています。映像を見ると、すごく楽しそうですけど、どっか空っぽな目をしていて…その時間があるからこそ、歌で発散する。人に言葉で伝えるのではなく、そのエネルギーを歌に持っていくみたいなところはちょっと共通点かな。生きがいが歌、みたいな」
 ハスキーボイスが特長のアイナ。唯一無二のシンガーに成長したが、中学時代はミュージカル女優を目指していた。だが、当時の役は…。
 「ウジ虫。全身ベージュのタイツで下手から上手にはけるだけ。実家にDVDありますよ。当時、本当に殻にこもっていた。それでは誰も見いだせないですよね」
 淡い夢もすぐに消えた。ミュージカル「アニー」のオーディション用紙を書いたが、関西人の父に「おまえは顔で落ちるからやめとけ」と突っ込まれて断念。しかし、歌手を目指すための上京には、母が難色も示す一方で「行かせたりぃ」と背中を押してくれた。少し遠回りしたが、中学時代の夢につながった。大人になったアイナは含み笑いして言った。
 「4歳からダンスをやって、学校には行けない時期もあった。そんなに良い子じゃなかった。私、妹がいるんです。父は『アイナは結婚せんでいいからダンスで生きていけ』、妹は『結婚して孫を見せてくれ』って。そんな感じで育てられていた。小さい時はいじられキャラだったのかも」
 人生はどう転ぶか分からない。「ウジ虫」が「ロックンロールの女王」に“羽化”した。今回の初主演。父はガッツポーズしたという。「めちゃくちゃ喜んでくれて。車でジャニスしか聴いていなくて、私よりも英語で歌えると思う」。娘はうれしそうに口を開いた。
 そして、ジャニスの好きな名言「あなたはあなたの妥協したものになる」を挙げた。「いろんな意味に捉えられる。ジャニスの本心はわかってないですけど、私は『自分を安売りするな』って受け取っています」。今夏、“安売りしない”ミュージカル女優のアイナ・ジ・エンドが夢の舞台に立つ。
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