「清原さんの前で打ててよかった」中日・石川昂弥、沖縄キャンプ以来の助言に応える復帰後初の長打
2022年5月26日 06時00分
◇25日 中日1-2西武(バンテリンドームナゴヤ)
清原さんの激励に若竜の心が燃えた。石川昂だ。「キャンプからいろいろな話をしていただいたので、清原さんの前で打つことができてよかったです」。通算525本塁打のスラッガーの前で成長の証しを刻んだ。
この日の試合前、石川昂は清原さんの元へとあいさつに訪れると、春季沖縄キャンプ以来となる助言を授かった。まずは下手投げの西武先発・与座を攻略するための目付けのポイント。そして、何より大切な打席での心構えだった。
「相手投手に向かっていく気持ち。ストライクがきたらどんどんスイングする。その話をしていただきました」。
助言どおり積極的にバットを振った。1、2打席ともに凡退したが、ストライクゾーンにきたボールは全て振った。そして1点を追う7回、ついに快音を響かせた。
2番手・水上の外角寄り146キロ直球を迷いなくフルスイング。きれいに弾き返すと、打球は逆方向にグングン伸びて、右翼フェンス最上段に直撃する二塁打だ。新型コロナウイルスの陽性判定から復帰から2試合目、7打席目での初安打。二塁ベース上でポンと手をたたいて笑みを浮かべた。
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