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戦後4番目のスロー昇進 新十両の千代栄31歳「ずっとどうなんだろうと。良かった」【大相撲】

2022年5月25日 17時55分

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千代栄(日本相撲協会提供)

千代栄(日本相撲協会提供)

 日本相撲協会は25日、両国国技館で大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、千代栄(31)=本名岸栄太、京都府出身、九重部屋=、西川改め豪ノ山(24)=本名西川登輝、大阪府出身、武隈=、欧勝馬(25)=本名プレブスレン・デルゲルバヤル、モンゴル出身、鳴戸=の新十両昇進を発表した。千代栄の31歳10カ月での昇進は戦後4番目のスロー記録。
 夢に見た関取の座。昇進が決まったことを九重親方(元大関千代大海)から伝えられた千代栄は「ずっとどうなんだろうと思っていた。上がれて良かったです」と、これぞ満開という笑顔を浮かべた。
 初土俵から13年あまり。31歳10カ月での新十両は、出羽の郷、小野錦、華王錦に次いで戦後4番目のスロー出世。「もうおじちゃんです」と笑ったが、「年をとっても諦めずにやったら上がれると見せられた。諦めずにやってきて良かった」との言葉には実感がこもった。
 幕下上位では何度もはね返された。成績はなぜか1勝6敗ばかり。稽古場では強いが、本場所では緊張などで力が発揮できない。「もうそろそろかな」と引退が頭をよぎったこともあった。それがこの2場所、人が変わったように上位でも連続で勝ち越した。九重親方から「人生変えるつもりでいけ」と言われ、気持ちが前面に出るようになったのが大きかった。
 入門時の師匠は先代の九重親方(元横綱千代の富士)。「おかげさまで上がれましたと言いたいです」と話したように、天国の大横綱にもきっと良い報告ができる。「とりあえず勝ち越したい。将来的には三役に入れるように頑張ります」。遅咲きだが、しこ名のごとくまだまだ栄えていくことは可能だ。

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