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環境に優しい「マテレコ」

2022年5月25日 05時05分 (5月25日 15時57分更新)
「マテレコ」ブランドの素材や製品が並ぶ東京での展示会(小松マテーレ提供)

「マテレコ」ブランドの素材や製品が並ぶ東京での展示会(小松マテーレ提供)

  • 「マテレコ」ブランドの素材や製品が並ぶ東京での展示会(小松マテーレ提供)

小松マテーレ ブランド立ち上げ

 化学素材メーカーの小松マテーレ(石川県能美市)は、環境に配慮した素材や製品に冠するブランド「mateReco(マテレコ)」を立ち上げた。東京で二十四日始まった同社の展示会で発表した。ブランド化することで顧客にも環境意識を広げていくことが狙いという。
 石油資源の使用や染色排水など、繊維産業は環境への負荷が高いとされている。小松マテーレでは一九九〇年代から環境保護を意識した技術開発や製造に取り組んでいる。二〇二一年度から持続可能な開発目標(SDGs)の実現のため、新しいビジョンを掲げており、マテレコの立ち上げはこの一環。
 ブランド名は「マテーレ」と「エコ」を組み合わせた。リサイクル糸や天然由来の原料を、水や二酸化炭素(CO2)の排出が少ない方法や天然染料などで加工した素材や製品が対象となる。これまでは原料のみや工程だけで環境に配慮したものはあったが、双方で満たすのは初めて。
 マテレコの適合製品にはオリジナルのタグを基本的に付ける。二〇三〇年までにグループ売り上げに占めるマテレコの比率を50%以上にする目標を掲げた。このほか水質や土壌の汚染の原因にも挙げられるフッ素を使わないでも撥水(はっすい)効果と耐久性が使ったときと同程度ある「ダントツ撥水CZ」や、有機溶剤の代わりに水が主成分の薬剤を使った加工製品なども発表した。
 担当者は「コロナ下のニューノーマルな時代に、これまで以上に環境に優しい素材や製品を提案していく」としている。(高岡涼子)

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