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石川県内ニセ電話詐欺被害 31件 早くも昨年上回る 

2022年5月25日 05時05分 (5月25日 12時53分更新)

ネットバンク悪用に警戒

 石川県内で今年発生したニセ電話詐欺の被害が、昨年一年間の件数を上回ったことが分かった。県警が発表した被害件数などを基に本紙が調べた。二十四日に金沢西署が公表した被害が三十一件目で、被害総額は約八千四百万円に上っているとみられる。県警によると、昨年一年間の被害は三十件、約二千八百五十万円だった。(村松秀規、高橋雪花)
 今回被害に遭ったのは金沢市内の六十代無職女性。署によると、二十三日午前九時半ごろ、市や金融機関の職員をかたる男らから女性宅に「健康保険料の払い戻しがある」と電話があった。その後、女性は携帯電話で男の指示を受けながら、スーパーのATMで他人の口座に約百万円を振り込んでしまった。
 本紙の調べでは、三十一件中、最も多いのがこうした還付金名目の詐欺で、半数の十五件に上っているとみられる。手口としては「介護保険料の払い戻しがある」という誘い文句も多い。
 県外では還付金名目の詐欺に絡み、被害者の口座にひも付くインターネットバンキングを勝手に開設して現金を詐取する新手の手口も確認されている。県警は二十四日、県内でも被害が発生する恐れがあるとして、手口や注意点をまとめて県警のホームページに掲載。金融機関、防犯委員会など九十四団体にメールを送った。
 手口は、還付金があると誘い、インターネットバンキングの申し込みが必要だと説明。口座番号や暗証番号などを聞き出し、犯人がそれらの情報を基に被害者の口座にインターネットバンキングを開設して、悪用するというもの。自治体や金融機関職員を名乗ることが多く、県警の担当者は「暗証番号を問い合わせることはなく、絶対に教えないで」と注意を呼び掛けている。 

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