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舌の筋トレ、効果あり 口腔ケアで誤嚥性肺炎防ぐ

2022年5月25日 10時13分 (5月25日 12時46分更新)
 口の中の環境や機能を維持するための口腔こうくうケア。高齢者に多い誤嚥ごえん性肺炎などを予防するには、口の中の細菌を減らすだけでなく、舌の筋肉を鍛えることも大切だ。富山県内の介護施設で口腔ケアを指導する歯科衛生士、精田せいだ紀代美さん(71)=富山市=に、毎日簡単にできる舌のトレーニング方法を聞いた。 (佐橋大)

精田紀代美さん


家庭で「1日1分」


 誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液と一緒に、口の中の細菌が気管から肺に流れ込んで起きる。丁寧なブラッシングで歯垢しこうを取り除くのは、細菌を減らすため。舌を含めて口の中をきれいにすれば、誤嚥性肺炎のリスクが減るとされる。
 精田さんはさらに、歯でかみ砕いた食べ物を喉の奥に運ぶ舌の働きにも注目。高齢者らの口腔ケアに携わる中で、舌が縮まっている人は食べた後、口の中に食べ物が残りやすく、舌が伸びて舟底形にできる人はのみ込みもスムーズなことに気付いたという。
 食べ物をのみ込む際、誤って気管に入るのを防ぐ組織「喉頭がい」を動かす筋肉は、舌の付け根近くにある。「舌を活性化することで、喉頭蓋の働きも刺激され、のみ込みが改善する」と精田さん。十年以上前から地元の...

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