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参院選比例代表 立民が石川氏擁立

2022年5月25日 05時05分 (5月25日 21時44分更新)
 立憲民主党県連は二十四日、静岡市内で開いた幹事会の後、夏の参院選比例代表に、湖西市出身で新人の医師石川雅俊さん(42)=東京都千代田区、写真=を擁立すると発表した。静岡選挙区の独自候補擁立は見送る。
 同日に党本部であった常任幹事会で正式決定した後、県連が発表した。石川さんは二〇二〇年に米国のジョンズ・ホプキンズ大公衆衛生大学院修了。東京や湖西市などで内科や総合診療を展開する「まめクリニック」の代表を務める。
 石川さんは、医師として新型コロナウイルス対応に当たる経験から「検査ができなかったり、ワクチンが入手できなかったりと課題がたくさんある。今後のパンデミック(世界的大流行)も見据え体制整備をしたい」と意気込んだ。
 県連は、県内を中心に活動する石川さんを応援する。
 静岡選挙区については自主投票にすべきだという意見が多数な一方、一部候補を支持したいという声もあり、六月十二日に予定する党員集会までに対応を決める。

◆立民県連、長引いた結論 静岡選挙区の独自候補は見送り

 立憲民主党県連が、参院選への態度をようやく表明した。公示が有力視される六月二十二日まで一カ月を切っても決断できなかったのは、県連内での合意形成が難しかったためだ。静岡選挙区で独自候補を立てて党勢拡大を目指したい議員と、他の候補者を推薦する国民民主党や連合静岡に配慮し見送りたい議員に分かれて議論は膠着(こうちゃく)。最終的に、両者から反発の少ない県ゆかりの比例候補擁立に落ち着いた。
 立民県連は二月、昨年の参院補選では国民と連合静岡とともに推薦した山崎真之輔参院議員を推薦しないと決定。その後、議員の意見は自身が主に連合から推薦を受けているかどうかで分かれた。渡辺周・県連代表は四月初め、県連内で合意形成ができないとして、党本部に判断を委ねた。
 だが、四月下旬には国民民主党と日本維新の会の相互推薦が浮上。すぐに相互推薦は白紙になったが、京都選挙区では立民候補と国民が推薦する維新候補が戦う構図となった。立民党本部関係者は「擁立見送りは早い段階で決まっていたが、相互推薦の後では、静岡でも国民に譲るような形に見えるため表明のタイミングを失った」と明かす。
 最終的に態度表明は五月下旬となった。県連に党本部から決定の理由は示されていないというが、小山展弘衆院議員はこの日の会見で「野党の結束を目指す中でこの対応になったのでは」と推測し、選挙後の連携強化に期待した。一方で別の議員は石川さんの活躍に期待しつつも「一部議員が自分の選挙で連合の支持を失うのを恐れ、静岡選挙区では出せなかった」と、不満をにじませた。 (中川紘希)

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