キスマイ藤ヶ谷太輔、〝正義病〟のヤバい男に イプセン名作で初の古典作品に挑戦 9月に主演舞台「野鴨」
2022年5月25日 04時00分
アイドルグループ「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔(34)が、9月3~18日まで東京・世田谷パブリックシアター、同21~25日に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される舞台「野鴨(のがも)-Vildanden-」(上村聡史演出)に主演することが24日、分かった。
「野鴨」は、近代演劇の父と呼ばれるノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1884年に発表した珠玉の名作。藤ヶ谷にとって4年ぶりのストレートプレイで、古典作品には初挑戦となる。
藤ヶ谷が演じるのは、理想を追い求め、真実こそが正義だと信じてやまない〝正義病〟の主人公・グレーゲルス。豪商の父ヴェルレの使用人だったギーナが、久々に再会した親友のヤルマールの妻になっていたことを知る。しかし、ヴェルレは過去にギーナとただならぬ関係にあり、ヤルマールの父エクダルとも因縁が深いため、妻と娘に恵まれ幸せに暮らす親友の幸福は、うそで塗り固めた土台の上に立っていると確信し、独りよがりの正義を振りかざす。
「名作なので、もちろんプレッシャーもありますが、怖がらず飛び込んでいければと今は思っています」と気を引き締めながら、藤ヶ谷は「この作品は、『真実』『嘘』『正義』がキーワードで、現代に通ずることがたくさんあります。お客さま自身にも見て、感じて、考えていただけることがたくさんあると思いますので、僕もしっかりそれを演じ届けられるように頑張ります」とアピールしている。
演出の上村さんは、グレーゲルスについて「今の時代にもある自粛警察やバッシングにも似た『独善的な正義』を、家族や親友、そして子供にまでふりかざし、3日間の物語時間を暴走します」と説明。
その上で「そんなヤバい男を、藤ヶ谷太輔さんとともにつくっていくのですが、藤ヶ谷さんの頭の回転の速さ、シャープな立ち姿、クールでありながらもユーモアに満ちた感性に大いに頼らせていただき、ただの〝狂気〟だけで片付けることのできない、今の私たちの中にある『執念』をしっかりと描いていきたいと思います」としている。
ヤルマール役は忍成修吾(41)、ギーナ役は前田亜季(36)、ヴェルレ役は大鷹明良(64)、エクダル役は浅野和之(68)がそれぞれ演じる。
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