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袴田さん再審 5人の専門家を尋問へ 血痕変色争点に

2022年5月24日 05時05分 (5月24日 09時32分更新)
記者会見にオンラインで参加した袴田巌さんの姉ひで子さん=東京・霞が関で

記者会見にオンラインで参加した袴田巌さんの姉ひで子さん=東京・霞が関で

 一九六六年に旧清水市(静岡市清水区)で一家四人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(86)の差し戻し審の三者協議が二十三日、東京高裁で開かれ、今後の審理で法医学者ら五人を証人尋問する方針が決まった。弁護団が協議後の記者会見で明らかにした。弁護団によると、尋問は七〜八月に実施される見通しで、次回協議で詳細が決まる予定。
 差し戻し審では、袴田さん逮捕の約一年後、みそタンク内で見つかった着衣の血痕の変色状況が争点となっている。血痕は赤みが残っており、弁護側は「みそに長期間漬けた場合、赤みは残らない」とする鑑定書を提出。鑑定した法医学者と結果を分析した専門家の計三人を証人申請した。
 検察側は独自の実験に基づき、一定の条件下であれば約五カ月後でも赤みが観察されたと反論。弁護側の鑑定内容を否定した法医学者二人を証人として申請した。会見に参加した袴田さんの姉ひで子さん(89)は「再審開始決定に向けて、期待している」と話した。

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