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交流戦での借金返済へポイントは2つ…立浪監督、竜黄金時代復活へここは一つ冒険を!【立川志らくのドラ放談】

2022年5月24日 06時00分

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21日の広島戦でプロ初登板の根尾(左)と2軍調整中の京田(右)

21日の広島戦でプロ初登板の根尾(左)と2軍調整中の京田(右)

 竜党を自負する著名人が独自の視点でドラゴンズ愛をつづる企画 「ドラ放談」。落語家の立川志らく師匠(58)が24日から始まる交流戦へ向けて祈るような思いだ。大野雄大(33)、柳裕也(28)のエース2人を投入した広島との敵地3連戦で1勝もできず5連敗。2軍で再調整中の京田陽太内野手(28)と、1軍で二刀流を初披露した根尾昂外野手(22)の今後の動向が気になる様子で、交流戦での活躍の場を強く望んでいる。

 今年のドラゴンズは去年と比べるとかなり強くなったぞ!―と思っていたらここに来て5連敗。この流れを柳でも止められなかった。
 大野雄が20日の広島戦の初回に満塁本塁打を打たれた時に嫌な予感がした。エースの役目は連敗を食い止めることが一つ。そして、絶対にやられてはいけないのが満塁本塁打を打たれること。そりゃ連敗もする。
 でも、ここが踏ん張り時だ。これから交流戦。もし、この連敗を交流戦で止められなければ、今年のドラゴンズは優勝が遠のいてしまう。交流戦が終わった時に借金を返済できていれば十分優勝は狙える。そこでどうやったら借金を返済できるか。
 私はポイントの一つに京田の復帰があると思う。京田が打てないのは今に始まった話ではない。ずっと打てない。つまりスランプというわけではなく、もともと打撃では期待できない選手である。
 でも、守備はうまい。立浪監督もシーズンを通してショートを守れるのは京田くらいだと発言したくらいだ。その発言の次の日に、おとこ気を見せて打撃でも活躍をした。
 その後しばらくして2軍に落とされるわけなのだが、その理由が「戦う男の顔をしていないから」。これは情けない。打つとか打たないとかじゃなくて、やる気が見えないというプロとして一番恥ずかしい言葉を言われてしまったのだ。
 これを周りは「愛のムチだ」と言っているが、愛のムチと言われているうちはいい。それでも駄目なら戦力外通告になってしまう。多分メジャーならこの時点でお払い箱だ。
 ここは何としてもラストチャンスだと思って発奮してもらいたい。ドラゴンズの、この危機を救ってもらいたい。京田がいたからこそ交流戦で借金を返済できたんだと言わせてほしい。
 そして、もう一つ、根尾の二刀流だ。敗戦処理とは言え、ついに1軍で実現した。このコラムでは天下の暴論だとお断りして「根尾二刀流」の勧めを書いた。中には二刀流はどちらも中途半端になってしまうから良くないという意見もある。でもね、根尾に大切なのは注目を浴びること。ドラゴンズのスターになることはもちろんだが、全国区のスターになるべき逸材だ。
 性格が真面目すぎるらしいので、そこがローカル球団の悪いところというか…。つまり、地味になりすぎてしまっている。敗戦処理の次は緊迫したシーンでの登場。いや、いっそのこと先発で一度やってみてはどうか。
 交流戦では中継ぎで。その後に通常のシーズンに戻ったら先発で。交流戦後の1試合目は6月17日のバンテリンドームナゴヤでの読売戦。ここで根尾二刀流先発!全国の注目を浴びる!そしてオールスターに二刀流で選出!大谷の二刀流だって当初は多くの人が反対していたじゃないか。
 根尾にだってきっとできる。成功したらすごい騒ぎになる。立浪監督、ドラゴンズ黄金時代復活のためにも、ここは一つ冒険してみてください。お願いします!(落語家)
▼立川志らく(たてかわ・しらく) 1963年8月16日生まれ、東京都出身の58歳。本名・新間一弘。日大芸術学部在学中の85年10月に落語立川流家元の立川談志に入門。88年に二つ目となり、95年に真打ち昇進。映画に造詣が深く、「シネマ落語」で注目を集める。98年の「異常暮色」で映画監督デビュー。2003年に劇団下町ダニーローズを結成した。TBSテレビ系の情報番組「ひるおび!」でコメンテーターを務める。

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