横山武史、悔しさ胸に再びダービーの舞台に…「G1は全てがかみ合わないと勝てない」戦後最年少ダービージョッキーへ意気込む
2022年5月23日 21時39分
◇第89回日本ダービー(G1・29日・東京・芝2400メートル)
わずか数センチで逃した戦後最年少ダービージョッキーの称号。あれから1年、横山武史騎手(23)=美浦・鈴木伸=がキラーアビリティとのコンビで再び日本ダービーの舞台に立つ。
エフフォーリアとのコンビで挑んだ昨年は1番人気。直線で堂々と先頭に立ったが、最後はシャフリヤールにゴール寸前でかわされ鼻差で惜敗した。「人気に応えられなくて申し訳ないです…」。こう声を振り絞ったが、レース自体はスムーズに運んでいる。エフフォーリアを管理する鹿戸師も「ジョッキーはうまく乗ってくれた」とねぎらった。それでも悔しさを胸にこの1年を過ごしてきた。
キラーアビリティとのコンビは今回が3度目。初騎乗だったホープフルSでG1制覇に導いたが、前走の皐月賞は出遅れて13着と大敗した。「ホープフルSの時からゲートが怪しいと思ってはいました。案の定、遅れて台なしにしてしまった」と振り返ったが、このまま終わるつもりはない。
18日に1週前追い切りの騎乗で栗東に駆けつけたときは「皐月賞前は重いところを感じていましたから、それも確認したかった。前走に関してはゲートも大きな敗因かと思いますが、それだけではない。やっぱりG1は全てがかみ合わないと勝つことはできないですから」と逆襲に向けて意気込んでいる。
ダービー当日は23歳5カ月8日。横山武が勝てば1971年に田島良保(ヒカルイマイ)が23歳7カ月28日で記録した戦後最年少優勝を更新する。日本ダービーはG1初騎乗だった2019年(リオンリオン15着)から3度目。歴史的快挙を実現させて、悪夢を振り払いたい。
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