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モンゴルの子 絵本で日本知って 金沢西RC 小学校などに寄贈へ

2022年5月24日 05時05分 (5月24日 10時08分更新)

モンゴルの小学校、幼稚園・保育園へ寄贈するために梱包される日本の絵本=金沢市内で

留学生2人が170冊翻訳

 モンゴルの子どもに日本の文化に親しんでもらいたい−。金沢西ロータリークラブ(RC)が5月末に、日本の絵本170冊を現地の小学校、幼稚園・保育園に贈る。絵本には、金沢で実習していたモンゴル人の留学生2人が翻訳したモンゴル語のシールを貼付した。同RCは今後も寄贈を続け、2人のように両国の懸け橋になる人材を育てる。 (沢井秀和)
 「おじいさんとおばあさんがももをきろうとすると、ももはぱかっとわれて、なかから おとこのあかんぼうがとびだしてきました」
 絵本「ももたろう」(文絵・いもとようこ作)を開くと、絵本の日本語とともにモンゴル語の言葉がシールで貼ってある。

(上)アマルサナー・アリウンサナーさん(下)チメドドルジ・ナモゥーンダリさん

 翻訳したのは、昨年七月まで金沢市内の薬局で一年半にわたり実習をし、帰国したアマルサナー・アリウンサナーさん(22)とチメドドルジ・ナモゥーンダリさん(22)。モンゴル薬理科学大の学生で、実習の合間を縫って百七十冊すべてを訳した。
 二人は「日本滞在は楽しかった。モンゴルの子どもにも日本のことを知ってもらいたい」「翻訳することで、日本の文化が分かり、興味深かった」と語る。
 日本の大相撲でモンゴル出身の力士が活躍し、両国民には双方に親近感がある。ただ、モンゴル側に「日本人は好きだが、日本語が難しい」という声があり、日本の文化や日本語に触れてもらおうと、絵本の寄贈を考えた。今年、両国の国交が樹立されて五十年目を迎えたことも踏まえた。
 絵本は、二人をはじめ同RCの橋本昌子会長らが選んだ。橋本さんは県内で保険薬局や福祉施設などを経営しており、留学生二人も受け入れている。
 寄贈先は、モンゴルで幼稚園教諭をしているアリウンサナーさんの母親が決めた。
 橋本会長ら三人が五月三十一日に首都ウランバートルの幼稚園を訪れ、寄贈する。橋本会長は「モンゴルの若い人たちに、日本語や日本文化を知ってもらい、日本に来てもらいたい」と話している。

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