【全米プロ】J・トーマスがプレーオフ制し逆転優勝!後半で前日までの7打差一気に追いつく
2022年5月23日 14時21分
◇22日 男子ゴルフメジャー 全米プロ最終日(米オクラホマ州、サザンヒルズCC)
29歳のジャスティン・トーマス(米国)が前日までの7打差を追いつき、通算5アンダー。ウィル・ザラトリス(同)との3ホール合計によるプレーオフを2アンダーで回って逆転優勝した。米ツアー15勝目で、メジャーは2017年のこの大会に続き2勝目となった。松山英樹(30)=レクサス=と星野陸也(26)=興和=は、ともに通算9オーバーの60位に終わった。
◇ ◇ ◇
横綱相撲のような優勝だった。トーマスは前半を終えた時点でもスコアを伸ばせず、一時は圏外かと思わせた。ところが、後半に入ると、優勝経験のない上位勢が苦しむのを尻目に、隙のないプレーを展開。これまでの優勝で培ってきた技術の差を見せつけた。
11、12番でバーディーを奪い、難度が高いうえに強い風が吹く18番は、ドライバーでの第1打をライナーのようなスライスで攻めてパーをキープ。プレーオフ(PO)2ホール目の17番パー4(POでは308ヤード)では、風を計算に入れて3番ウッドでピン奥10メートルに1オンさせバーディー。ザラトリスがパーで終えて1打差がつき、事実上これが勝利を決定づけるショットになった。
大きな試合のたびに優勝争いし、今ではツアーの主役になったが、メジャーはここまで1勝にとどまっていた。5年ぶりに優勝カップを取り戻すと、目に涙をため、両親や婚約者のジリアンさんと抱き合った。
「僕の上にはたくさんのいい選手がいたが、誰もメジャーに勝っていない。僕は勝つにはどれだけタフか覚えていた。だから、必ずチャンスがあると思った。前日は練習場を去った最後の選手だった。とても景色が美しく、平和な気持ちになった」と感慨にふけった。
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