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「青ガエル」故郷横浜へ帰る 東急旧5000系、長野から66年ぶり

2022年5月23日 16時00分 (5月23日 16時00分更新)

横浜市の製造工場に「帰郷」する車両を維持管理してきた深沢慶一さん=長野県須坂市で

 かつて、丸みを帯びた独特の車体と緑の塗装から「青ガエル」と首都圏で親しまれた電車がある。東急電鉄旧5000系。一部は長野電鉄(長野市)に活躍の場を移すと、塗り替えられた色から、今度は「赤ガエル」として愛されるように。引退後、長野県須坂市で展示されていた車両が近く、横浜市内の製造工場で保存されることが決まった。製造から六十六年を経ての帰郷となる。 (小山豪)
 「『故郷』でずっと大切にしてもらえる幸せな車両」。この二十五年間、維持管理や展示をしてきた深沢慶一(よしかず)さん(77)=長野市。人生の多くの時間をともにした「カエル」を見詰める。

1957年に撮影された「東急電鉄旧5000系」=総合車両製作所提供


 「青ガエル」は一九五〇年代、横浜市金沢区の鉄道車両メーカー「東急車両製造」(現・総合車両製作所)の工場で百五両が製造された。当時としては最新の技術で軽量化、省電力化が図られ、東急東横線などで多くの通勤客らを運んだ。
 うち七〇年代後半〜八〇年代に東急電鉄から長野電鉄に渡った車両は、計約三十両に上る。長野電鉄は車体を赤とクリーム色で塗装し、地元では「赤ガエル」の愛称で親しまれた。その後、車両の交換が徐々に進み、惜しまれつつ九八年までに全車両が引退した。
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