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8試合連続で計11発浴びる…気になる中日の被弾急増と重い一発 ただ広島・堂林の決勝弾許した柳には敗因なし

2022年5月23日 10時26分

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広島―中日 6回裏無死、広島の代打堂林(右)に先制ソロを許す先発の柳

広島―中日 6回裏無死、広島の代打堂林(右)に先制ソロを許す先発の柳

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇22日 広島1-0中日(マツダ)
 敗因は柳にはない。三塁を踏むことなく、5安打完封を喫した打線にある。しかし、その1点、あの1球で負けたのも事実だ。代打・堂林に打たれたのはカットボール。いわゆる確信弾という打球だった。
 打った側ではなく、打たれた側ベースで書く。今季のパ・リーグは総じて被本塁打が少なく(最多が楽天の31本、最少は西武の19本)、セ・リーグの方が多い。中日の36本はヤクルト(38本)に次ぐ多さだが、最少の阪神も30本だから、そう差があるわけではない。ただ、気になるのは急激に増えていることだ。これで8試合連続。計11発を浴びている。
 しかも満塁が2本(逆転と先制)、3ランが3本。決勝弾はこの日の堂林を含めて3本ある。中日も同じ8試合で7本打ってはいるのだが、いかんせんソロが4本で2ランが3本。得点差でいえば、プラス5点、7点で1本ずつ、マイナス7点で1本と効果的とは言い難い。状況により、本塁打の価値や軽重は変わる。本数だけではなく、これだけ重さが違えば、この間が1勝7敗なのは決して無関係ではない。
 「当たっているカープ打線をあそこまで抑えたのだから、柳はすばらしいピッチングをしました。あそこ(堂林)は仕方ない」。立浪監督は報われなかった柳をたたえ、見殺しにした攻撃面を反省した。かみ合っていない投打の歯車。いかに打ち、どうやって耐えるか。「試合は待ってくれない。常に前を向いて」とも話した。
 救いはある。7回、2死一塁であえて打席に立たせた柳が、空振り三振に倒れたが、バットをたたきつけて悔しがったこと。そして1―0で負けたこと。柳からロドリゲスに継投したのは8回、犠飛でOK圏内の1死三塁。同時に左翼をA・マルティネスから加藤翔に代え、2点目を防ぎきった。逆転にはつながらなかったが、悔しさを忘れ、とどめを刺されるようなチームに希望の光は差し込まない。

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