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元ジュビロ磐田の伊藤、代表初招集 「二刀流」技術育む

2022年5月23日 05時05分 (5月23日 05時07分更新)
磐田−札幌戦を観戦する伊藤洋輝選手(左)=22日、ヤマハスタジアムで 

磐田−札幌戦を観戦する伊藤洋輝選手(左)=22日、ヤマハスタジアムで 

  • 磐田−札幌戦を観戦する伊藤洋輝選手(左)=22日、ヤマハスタジアムで 
  • マリオフットサルスクールで子どもたちに囲まれる安光マリオさん(中央)=2015年12月、浜松市で
 日本サッカー協会がブラジルなどと対戦する六月の強化試合へ臨む日本代表に、元ジュビロ磐田のDF伊藤洋輝選手(23)=浜松市出身=が初招集された。伊藤選手は幼少期からサッカーとフットサル(五人制ミニサッカー)の二つに親しんだ。浜松市蒲小四年まで指導した日系ブラジル人でマリオフットサルスクール代表の安光マリオさん(72)=浜松市天竜区=は「ここまで成長するとは思わなかった。二刀流が洋輝の基礎をつくった」と目を細めた。 (川住貴)
 サッカー大国ブラジルでは、細かな技術を必要とするフットサルの人気が非常に高い。多くのブラジル代表選手がフットサルからサッカーに転向して、成功を収めている。安光さんは、伊藤選手の要望もあって、狭い場所で高い技術が求められるフットサルと、幅広い動きが要求されるサッカーの両方をプレーさせた。
 伊藤選手は蒲小四年の春休みを利用して、ブラジルの名門クラブ、サントスFCにサッカー留学した。短期間ではあったが、心身ともに成長して帰国した。安光さんは「洋輝はブラジルのプロの卵と、一緒に生活、練習して刺激を受けた。精神的にも強くなった」と振り返る。蒲小卒業後はジュビロ磐田の下部組織で鍛え、高校時代から各年代ごとの日本代表に選出された。磐田入団後は、念願の海外移籍を実現させた。
 一八八センチの長身で、貴重な左利き。センターバック、サイドバック、守備的MFと、複数のポジションをこなすオールラウンドな選手。六月の強化試合でアピールできれば、十一月のワールドカップ(W杯)カタール大会にも日本代表として選出される好機となる。
 伊藤選手は二〇一八年のW杯ロシア大会の時、U−19(十九歳以下)日本代表に選ばれ、W杯日本代表の練習パートナーを務めた。帰国した当時、「W杯ロシア大会の日本代表には国を背負って戦う力強さを感じた。あの場に立ちたい。二二年のW杯カタール大会の日本代表になりたい」と抱負を語っていた。
 安光さんは「ブラジルにもサッカーのうまい選手は大勢いる。しかし、チーム戦術を理解し、同僚を助けるサッカーができる子は少ない。洋輝もサッカーができる選手へと、さらに羽ばたいてほしい」と期待を寄せた。
 現在、ドイツ・シュツットガルトに所属する伊藤選手は二十二日、磐田市のヤマハスタジアムで開かれたJ1十四節の磐田−札幌戦を観戦した。

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