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不動心の篠 快挙 高校相撲金沢大会 個人戦V

2022年5月23日 05時05分 (5月23日 10時20分更新)

団体で準優勝に輝いた金沢学院大付のメンバー。右から2人目は個人で優勝した篠侑磨選手=金沢市の県卯辰山相撲場で

団体戦から切り替え

 熱戦に観客は大きく沸いた。金沢市の県卯辰山相撲場で二十二日にあった高校相撲金沢大会(日本相撲連盟など主催)。団体で準優勝に終わった金沢学院大付の篠侑磨=しの・ゆうま=選手(三年)が個人で優勝し、地元にとって最高の形で大会は幕を閉じた。 (郷司駿成)
 勝ち名乗りを受けて、会場がこの日一番に盛り上がっても表情一つ変えない。個人で優勝した金沢学院大付の篠選手。それでも人生初だという全国大会での個人優勝に「礼儀のこともあるし、表情には出さなかった。ただ素直にうれしかった」と胸を内を明かした。

個人の決勝で攻め込む篠選手(中央右)=金沢市の県卯辰山相撲場で

 団体の決勝を終えてからおよそ一時間。「切り替えてやるだけ」。個人の決勝を戦うため土俵に上がった。立ち合いで相手の前まわしを狙いにいき、届かなかったが圧力をかけ続けた。最後は逃れる相手を押し出し、「相手は横の動きがうまい印象だった。動きについていって自分の相撲が取れた」と納得の様子だった。
 新潟市出身の篠選手には、大会に臨む上でいつも持ち込んでいるお守りがある。袋の中には、元横綱・稀勢の里が初優勝した場所の千秋楽で元横綱・白鵬と対戦した時に使っていたテーピングが入っている。テーピングは地元の行きつけだったちゃんこ料理店の店の関係者から譲り受け、中学三年生の時から大会に持って臨み、取組の直前まで手にしている。「気持ちが上がる。特別なもの」と語る。
 個人ベスト8に終わった昨年と比べて「結果よりも内容を意識するようになった。気持ちの面で成長した」と篠選手。次なる目標は全国高校総体だ。「個人と団体で優勝したい」。今大会では届かなかった二冠を獲得し、高校横綱の称号を手に入れる。 

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