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照ノ富士が指定席トップの座についた「落ち着いていこうと」貴景勝を退けた【大相撲夏場所】

2022年5月21日 05時00分

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照ノ富士(左)が貴景勝を下す

照ノ富士(左)が貴景勝を下す

◇20日 大相撲夏場所13日目(両国国技館)
 主役は最後に登場するもの。いきなり初日に土がつくと、8日目までに早くも3敗。ここまで後塵(こうじん)を拝してきた照ノ富士が、ついに指定席であるトップの座についた。
 貴景勝の攻めを完全に封じた。照ノ富士もなかなかつかまえることができなかったが「圧力を前にかけて、落ち着いてさばいていこうと」。貴景勝の意表をつく猫だましにも「うーん、そうですね、冷静に、落ち着いていこうと思ってましたね」と全く動じなかった。
 昨年の九州場所は初の全勝で6回目の優勝を飾った。ところが、新年の初場所は左膝と右のかかとを痛め11勝に終わる。けがが癒えないまま出場した春場所は、6日目から横綱として自身初となる無念の途中休場。回復に努めたが、今場所前も万全とは言い難かった。
 場所前に関取衆との稽古はできたが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「先場所の場所前よりはいいような気はするね。とりあえず、けががありますから。20番しかできないんだろうけどね、とりあえず」と楽観はしていなかった。本人は膝よりも、骨挫傷と診断されたかかとの回復遅れの方が気になっていたという。
 今場所の3敗は全て押し相撲が相手。この日は押し相撲の貴景勝を退けた。師匠も「だんだん集中するようにはなってますね。でも、もっと集中しないと」と最後の追い込みを指示。照ノ富士も「最初はしっくりこなかったもんでね。徐々に感覚は戻ってきてるかなと思います」と口も滑らかになってきた。
 3敗で並ぶのは平幕の2人。横綱としては簡単に賜杯を渡すわけにはいかない。「まあ落ち着いて、しっかりと(場所を)締めたいと思います」。あふれる自信が言葉に出た。

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