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<ワタシの「働く」ー男女雇用均等法から見る>(下)性別問わず脱「長時間」

2022年5月20日 10時25分 (5月31日 14時24分更新)

女性が建設業界で働くことについて話す岩田道子さん㊧と川田知美さん=名古屋市の鹿島中部支店で


「休みもなくて、月に百二十時間残業したこともあった」。名古屋市内の建設現場で施工管理を担う大手ゼネコン鹿島中部支店(同市)の社員、岩田道子さん(32)は二〇一三年の入社当初を振り返る。
 大きなスケールでものづくりができることに魅力を感じて建設業界へ。だが当時、現場で働く女性技術者はほとんどおらず、結婚や妊娠をすると、設計などの内勤業務に移る先輩も多かった。工事事務所に女性用のトイレや更衣室はなかったが、「他に女性がいないと『女子トイレが欲しい』とは言いにくかった」。
 
 ◇男の世界 女性少なく
 
 「男の世界」のイメージが強い建設業界。今も他の業界と比べて女性の比率は低く、ワークライフバランスの実現が最も難しい業界の一つともいわれる。
 「工期に間に合わせるために、土曜も働くのが当たり前。長時間労働が常態化していた」。一四年から同支店長を務める片山豊さん(66)は話す。
 自身も三十代の頃、残業が月二百時間を超えていた。「子どもの成長過程に向き合えず後悔している。社員には今しかない家族との時間を大切にしてほしい」。着任時、同支店の社員約六百人の残業時間は月平均八十五時間。前任地の大阪の支店で...

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