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中学裏山にマウンテンバイクコース 愛知県新城で開設1周年

2022年5月20日 05時05分 (5月20日 05時06分更新)
コースをプロデュースした蜂須賀さん=新城市竹広で

コースをプロデュースした蜂須賀さん=新城市竹広で

  • コースをプロデュースした蜂須賀さん=新城市竹広で
  • コースを下る利用者=写真家「dsk24」さん提供
 新城市東郷中学校の裏山で、地元住民が運営しているマウンテンバイクの常設コース「東郷ケッターパーク」が今月、オープン一周年を迎えた。アウトドア施設としては珍しく、利用者の六割が地元市民。子どもたちが自転車競技の魅力に触れるきっかけづくりに役立っている。
 東郷ケッターパークは長篠・設楽原の戦い(一五七五年)で徳川家康の本陣があったとされる新城市竹広の雑木林約二万平方メートルに昨年四月に開設された。地元住民でつくる新城市T−MTB運営実行委が土、日曜に無料で開放し、レンタルバイクも二十台を無料で貸し出している。
 平たんな周回と、傾斜のあるカーブを下っていくスラロームの二コースがあり、ともに約三百メートル。二〇二一年度はコロナ禍による閉鎖期間を除く約八カ月で、地元の親子連れを中心に五百人以上が利用した。
 マウンテンバイクの選手で、一九年五月から三年間、地域おこし協力隊員を務めた蜂須賀智也さん(46)が、小さい子どもでもマウンテンバイクを楽しめる場所を探したことがオープンのきっかけ。かつて現地がディスクゴルフ場だったこともあり、往時のにぎわいを懐かしんだ地元住民の協力を得た。
 蜂須賀さんはアパレルメーカーの社員としてアウトドア関連商品を扱っていたことから、三十代半ばから自転車競技にのめり込んだという異色の経歴。「自転車競技は軽さを追求した高価な機材が求められるスポーツという面に加え、常設の練習コースは上級者向けばかり。もっと手軽に子どもから楽しめる競技として育てたかった」と話す。
 協力隊の任期は終えたが、市から新たに地域プロジェクトマネージャーを委嘱され、引き続きスポーツツーリズムを通じた地域振興に知恵を絞る。現在、同市片山でも古道と絡めた自転車コースの整備を進めており、「スポーツを通じて郷土愛を育みたい」と意気込んでいる。
 (山谷柾裕)

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