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愛知の進学校出身・京大の梶川「打った瞬間」確信の代打逆転満塁弾!大阪桐蔭出の左腕打つ【関西学生野球】

2022年5月19日 06時00分

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代打逆転満塁本塁打を放った京都大の梶川(関西学生野球連盟提供)

代打逆転満塁本塁打を放った京都大の梶川(関西学生野球連盟提供)

  • 代打逆転満塁本塁打を放った京都大の梶川(関西学生野球連盟提供)
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◇18日 関西学生野球春季リーグ戦 京大7―3近大2回戦(南港中央野球場)
 京大が梶川恭隆外野手(4年・愛知県立旭丘高)の代打逆転満塁本塁打で近大を破り、1勝1敗のタイとした。24日の3回戦(わかさスタジアム京都)で新リーグとなってから初となる近大からの「勝ち点」を狙う。
 戦後初の優勝を逃した京大ながら、勝利への執念は消えていない。3点を追う6回。適時打2本で1点差とし、なおも2死満塁だった。ここで元ソフトバンク投手の近田怜王監督は代打で勝負に出た。2番手の左腕・森本昂佑投手(4年・大阪桐蔭)に対して「(試合の)後ろで一番信頼できる」と言う右打ちの梶川を起用した。
 梶川がカウント2―2からの直球をとらえた打球は、左翼フェンスを越えた。新リーグでは関学大の荻野貴司(現ロッテ)、立命大の辰己涼介(現楽天)、近大の佐藤輝明(現阪神)ら過去28人が記録している満塁本塁打。代打では3人目。しかも「逆転」が付く希少な一発となった。
 「テンポ良く追い込まれてから2球低めの変化球を見逃せて、真っすぐを狙いました。打った瞬間、絶対に入ると思いました。本塁打は高校時代5本、大学ではオープン戦で1本か2本ぐらい。満塁は(野球人生で)初めてです」
 選球眼の良さを買う近田監督も「長打力は付いてきているが、ホームランはできすぎ」と驚く当たり。昨オフはウエートトレに取り組み、ベンチプレスが30キロアップの約95キロを上げられるようになったという。パワーアップの成果を見せつけた。
 不思議な因縁もある。この2回戦は一度、降雨ノーゲーム(1日)となっていた。2―3で迎えた6回表、近大に一挙13点を奪われたが、その直後に中断し、そのままノーゲームとなり、京都大は救われていた。その運命の6回。今度は大逆転に成功したのだ。
 梶川は愛知県屈指の進学校出身。高3の夏(2017年)は2回戦敗退だが、その岩津との試合で3番・捕手だった梶川は3打数3安打で最後の夏を終えた。「強いリーグで戦えるのが魅力で京大を受験した」と一浪の末に入学。農学部で「農業経済を専門にしている」。来年は大学院へ進み、将来進む道を探るという。
 戦後になってからは優勝のない京大。1982年に新リーグとなってからは2019年秋の4位が最高。今春はまだ勝ち点4を取り、2位の可能性も残す。近田監督は「優勝はなくなりましたが、秋に優勝を取るために少しでも上位へ。しっかり勝ち点を取りたい。秋に向けて成長する試合という位置づけで、やっていきます。勝つことを貪欲に求めていこうと思います」と話す。梶川も「歴史をつくっている途中にいて、充実しています。できる気がします」と表情をほころばせた。

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