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霧馬山、師匠譲りの豪快な“つり”で7連勝勝ち越し 苦手の翔猿から白星【大相撲夏場所】

2022年5月19日 05時00分

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寄り切りで翔猿を破る霧馬山(左)

寄り切りで翔猿を破る霧馬山(左)

◇18日 大相撲夏場所11日目(両国国技館)
 グイッと翔猿をつり上げ、勢いのまま一気に寄った。つりは師匠の陸奥親方(元大関霧島)譲りだ。霧馬山が豪快な技を繰り出しながら、5日目から7連勝で勝ち越し。3敗を守り、堂々の優勝争いを演じている。
 「よかったです。体は動けている。まだ残りがあるので頑張ります。頑張っていきたいです」。大事な局面だった。翔猿には幕下、十両時代の対戦を含め、前回の対戦まで3勝7敗と分が悪かった。優勝争いに加わって突入した終盤戦。苦手から白星をもぎ取り笑顔が浮かんだ。
 入門してから7年たつが、日本語は今も少したどたどしい。それが逆に素朴な雰囲気をかもし出してもいる。
 ウランバートル出身の力士が大多数を占める中で、霧馬山は遊牧民一家に生まれた。幕内の平均体重が157・3キロ。霧馬山は139キロしかないが、体重差を感じさせない下半身の強さは、そこに由来している。
 ここからの伸びしろも未知数だ。部屋付きの鶴竜親方(元横綱)によれば、膝の痛みに悩まされながらここまできたという。「けがや手術が必要なものではなく、筋肉のバランスをよくすれば治ってくるもの」。それでも、「階段を上がっているときに、急に力が抜けるときがあると言っていた」と万全とはいかない中で、昨年の九州場所で新三役に昇進する活躍を見せてきた。
 今場所は初日に大関正代を破る好スタートを切ったが、2日目から3連敗。2012年夏場所の旭天鵬ら、4日目まで2勝2敗の力士が優勝した例はあるが、1勝3敗からなら霧馬山が初となる。場所の序盤には想像すらできなかった大逆転が待っているかもしれない。

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