誤給付の4630万円、34回にわたって出金か 残高はわずか6万8千円…使い込んだ疑いで24歳男を逮捕
2022年5月18日 23時09分
山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を誤って住民に振り込み、返還を求めている問題で、住民が振り込まれた金を34回に分けて全て出金していたことが18日、分かった。住民の代理人弁護士が明らかにした。山口県警は同日、誤給付と知りながら使い込んだ電子計算機使用詐欺の疑いで、この住民の田口翔容疑者(24)を逮捕した。県警によると容疑を認めているという。
代理人によると、住民は「金は海外のインターネットカジノ数社で全部使った」と話しており、自分の口座に金が振り込まれた4月8日から同月19日までに計34回にわたって計約4633万円を出金し、残高は約6万8千円に減っていた。主な出金先は国内の決済代行会社3社で、1回で400万円を出金したこともあった。
代理人は「決済代行会社を通じ、海外の口座に金が流れたのではないか」とみている。
住民は「お金を使ったことは申し訳ない。少しずつでも返していきたい」とも話している。花田憲彦町長は18日、「その言葉については素直に喜びたい」とした上で「裁判で真実を語っていただくことが一番大事だ」と記者団に述べた。
町は返還を求めて住民を相手取り、山口地裁萩支部に今月12日に提訴した。
町は4月、金融機関で、住民を含む住民税非課税の463世帯に給付金10万円ずつを振り込む手続きをした。しかし町職員が誤って住民の名前と4630万円の金額が記された振込依頼書も別途提出し、住民には10万円に加え4630万円が振り込まれた。
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