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名古屋“ボランチ不足”に悩む長谷川監督 吉田温紀の強烈ヘッドにニヤリ「今日はもう言うことない」【ルヴァン杯】

2022年5月18日 22時53分

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試合後、笑顔でガッツポーズする名古屋・吉田温

試合後、笑顔でガッツポーズする名古屋・吉田温

  • 試合後、笑顔でガッツポーズする名古屋・吉田温
  • 前半、先制ゴールを決める名古屋・吉田温(左から2人目)
◇18日 ルヴァン杯1次リーグ 徳島0-2名古屋(鳴門大塚ポカリスウエットスタジアム)
 叫んだ。そして、笑った。名古屋が快勝で1次リーグ突破。ボランチ(守備的MF)で先発した吉田温は、前半10分に阿部の右CKに合わせてニアに抜け出し、強烈なヘッドでボールをたたきつけて先制点をマーク。雄たけびを上げた背番号31のルーキーに、次々とチームメートが駆け寄った。
 「本当に勝負の日だと思っていた」。先発は4月23日のルヴァン杯1次リーグ第5戦・清水戦(アイスタ)以来。リーグ戦のボランチは稲垣とMFレオシルバの2人にほぼ固定されている状況にある。長谷川監督が駒不足に悩み「ボランチの専門職は彼ら2人」と名指しした時に吉田温はその頭数に入っていなかった。割って入るために、生き残るために。どうしても結果が必要だった。
 得点シーンでは、追いすがる徳島のエウシーニョを振り切り、フリーで打ち込んだ。「練習のときはそらして後ろの選手が押し込んでいた。あそこで外して決めるのは、ユースのときから得意だった」。下部組織時代の途中まではセンターバックが本職。空中戦は十八番だった。
 守備でもプレスで決定機の起点をつくり、相手の攻撃をつぶすとともにチャンスメークをした。攻守にわたって一皮むけ、指揮官も「今日はもう言うことない。清水戦とは別人のようだった」と“一発快答”に満面の笑みを浮かべた。
 ゴール後「祥さん」と呼び慕う、ボランチの先輩・稲垣に抱きつかれると、はじけるような笑顔を見せたが「あんまりよく覚えてない」と屈託なく笑った。
 師匠の稲垣はこう言った。「若い選手が活躍してくれれば、グランパスも一歩進める。もうここからは1人の選手としてアピールしていかなければいけない」。免許皆伝。“シャチの心臓”の薫陶を受けた大器は末恐ろしい。

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