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<ワタシの「働く」-男女雇用均等法から見る>(上)「第一世代」切り開いた道

2022年5月18日 10時37分 (5月31日 14時24分更新)
 一九八六年の男女雇用機会均等法施行から三十六年。その直後に、主要業務を担う総合職として入社した「均等法第一世代」の女性たちが、間もなく定年を迎える。近年は、長時間労働を解消する「働き方改革」や男性の育児休業取得を促す改正育児・介護休業法の成立など、女性に限らず、男性も働きやすい職場の実現がうたわれるようになった。これまでの、そしてこれからの「働く」現場を見る。(長田真由美、海老名徳馬)

違いを認め 仲間と共に


オリックスグループ執行役員・山科裕子さんに聞く

 「第一世代」とは均等法施行後、九〇年までに入社した総合職の女性を意味する。二〇一六年、オリックスグループ初の女性執行役員になった山科裕子さん(58)は、その一人。一九八六年にオリエント・リース(現オリックス)に入社した。
 女性の新卒採用は、短大卒、自宅通勤者が優遇されていた当時。兵庫から上京して下宿暮らし、しかも四年制大卒への求人はほとんどなかった。それでも「仕事は自己実現の場でもある。長く働いて経済的にも自立したい」と総合職を希望した。
 今のように業種を選ぶ余裕はない。募集がある会社の説明会はほぼ全て出た。入社の決め手は、リース業に...

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