【東京六大学野球】明大が完全V王手 週末に立大と“直接対決”勝ち点挙げれば優勝…村松主将復帰が追い風
2022年5月18日 06時00分
◇17日 東京六大学野球 第6週第3日 明大12―7慶大=明大2勝1敗(神宮)
明大が12―7で慶大に打ち勝って4カード連続で勝ち点を挙げて、6季ぶり優勝に向けて前進した。上田希由翔(きゅうと)内野手(3年・愛産大三河)が7試合連続となる3打点。2月に右膝を手術した村松開人主将(4年・静岡)は代打で復帰した。慶大は終盤の追い上げも及ばず、リーグ3連覇が消滅した。優勝争いは明大と立大に絞られ、両校が21日から直接対決。勝ち点を挙げた方が優勝となる。
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主砲が3打席連続タイムリーで「陸の王者」との打ち合いを制し、勝利に導いた。明大は4番・上田が1回2死二塁で左翼線に先制二塁打。「初回の攻防はずっと言われている。(失点)ゼロに抑えて(逆に)点を取れば自分たちの流れに持っていける。いいところに飛びました」。7試合連続打点で3回、5回にも追加点をたたき出し、昨秋のシーズン自己最多に並ぶ13打点とした。
4カード連続で勝ち点となったチームは、オフに右膝半月板手術をした村松主将の復帰でさらに勢いづきそうだ。7回に代打で今季初出場。空振り三振に倒れたが「練習は100%に近い感覚でできている」と手応え。田中武宏監督(61)も「ベンチでも戦力でしたが、彼が入ってくれば他校へのプレッシャーも変わってくる」と期待。中3日での立大戦へ向け士気も上がった。
◆優勝の行方 第6週を終え、首位が明大、2位が立大となった。両校は21日から直接対決。2戦先勝の勝ち点制が5季ぶりに復活した今季はくしくも直接対決で勝ち点を取った方が優勝。明大は勝ち点を5にすれば完全優勝、立大は勝ち点を4とすれば勝率で明大を上回れる。
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