大阪桐蔭・西谷監督 ライバル履正社の変化感じる「岡田先生とは違う新たな野球」“薄氷V”に引き締め【高校野球】
2022年5月18日 06時00分
◇17日 春季高校野球 大阪桐蔭3-2履正社(南港中央野球場)
大阪桐蔭は履正社に逆転勝ちを収め、一昨年秋から大阪大会5季連続の優勝を決めた。だが、西谷浩一監督(52)は気を引き締めた。
「春の大会は、夏につなげようと言ってやってきた。きょうはいい相手とやらせてもらったので、ロースコアになると思っていました。点を取れる時に取らないと、後半苦しむ。夏に向けて、やらないといけないことが分かりました」
初回、今春センバツで市和歌山との準々決勝で1イニング2本塁打を放った伊藤櫂人三塁手(3年)が先頭打者として左前安打し、左腕の増田壮投手が制球を乱して2四球もあり、1死満塁の好機を得た。ここで5番の海老根優大中堅手(3年)が一飛、主将の星子天真二塁手(3年)が中飛で無得点。この逸機を反省材料とするのだ。
「もっと打たないといけないですね」
履正社は岡田龍生監督が東洋大姫路に転籍し、今春から新体制がスタートしている。
「岡田先生とは違う新たな野球。若い監督さんがつくられた勢いを感じました。しっかりお互いに全力でやったと思います」
センバツの豪打は影を潜めたような印象を与えたが、西谷監督は「僕たちは打てないチームと毎回言い続けています。こんなもんです。夏はしぶとく戦いたいと思います」と話す。
21日に始まる近畿地区大会(和歌山市・紀三井寺球場)では初戦で和歌山商(和歌山2位)と対戦する。勝てば、近江(滋賀)と奈良大付の勝者と準決勝。センバツ決勝の再現となる可能性もある。
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