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【AKI猪瀬コラム】“新人ノーノーは大成しない”…ジンクス打破に挑むギルバートとデトマーズの2投手

2022年5月18日 06時00分

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ノーヒットノーランを達成したデトマーズ(中央)=AP

ノーヒットノーランを達成したデトマーズ(中央)=AP

 米国時間5月10日(日本時間11日)にエンゼルスのデトマーズが球団史上最年少でノーヒットノーランを達成し、自身初となる週間MVPを受賞しました。そのデトマーズが17日(日本時間18日)のレンジャーズ戦で、快投後初の先発を務めます。
 1900年以降の近代野球で、新人投手のノーヒットノーランは、デトマーズで史上24人目になります。初めて達成したのは1901年7月15日のカージナル戦でジャイアンツのクリスティ・マシューソンが記録しました。その後、マシューソンはMLB創成期を代表する投手として通算373勝を記録。殿堂入りを果たした最初の5人に選ばれた伝説の投手です。
 マシューソンの次は、1907年9月20日に達成したニック・マドックスですが、実働4年間で通算43勝しか記録できませんでした。
 新人でノーヒットノーランを記録した投手でマシューソンに次ぐ勝ち星を記録したのは、1971年にサイヤング賞を受賞したバイダ・ブルーの通算209勝。1953年5月6日に史上初となる『メジャー初先発ノーヒットノーラン』を記録したボボ・ホルマンは、実働1年間で3勝しか記録できずに引退をしました。
 近年では2015年6月9日に達成したジャイアンツのクリス・ヘストンも実働4年間で13勝しか記録できずに17年で引退しています。記録を達成した現役以外の22投手で、通算100勝以上を記録したのは、マシューソンとブルーを除くと8人しかいません。
 新人時代にノーヒットノーランを達成して華々しくキャリアをスタートさせたとしても、その快投は輝かしい将来が約束されたパスポートにはなりません。現役では、昨年8月14日にメジャー史上2人目となるメジャー初先発で達成したダイヤモンドバックスのギルバートとデトマーズの2人だけが新人ノーヒッターです。歴史的な快投を記録した2人には、今後、どのようなメジャー人生が待っているのでしょうか。
(大リーグアナリスト、写真はAP)

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