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ブレイクダンス 五輪へ錬磨 能美出身・西田さん「覚悟を決めた」

2022年5月18日 05時05分 (5月18日 10時06分更新)

地元の子どもたちにブレイクダンスの技を教える西田翔星さん(右)=川北町壱ツ屋のdance studio 8 YOLOで

帰省し子ども指導も

 二〇二四年のパリ五輪で初採用される「ブレイキン(ブレイクダンス)」出場を目指し、プロダンスリーグで活躍する能美市出身の西田翔星さん(19)=東京都=が技を磨いている。先月末には、川北町にあるダンススタジオで子どもたちを指導。「格好良くてまねしたいと思われる存在でいたい」。ブレイキンに励む「B−boy(ビーボーイ)」たちの憧れとして、自らも高みを目指す。 (坂麻有)
 ブレイキンは、音楽に合わせてダンサーが一対一でダンスバトルに挑み、表現力や技術力を競う。西田さんは小学一年からブレイキンを始め、十二歳の時に世界大会で準優勝するなど注目されてきた。昨年、大手スポーツ用品メーカーのプロモーション動画に出演するなど、活躍の場を広げている。
 現在、ダンスチーム「CyberAgent Legit(サイバーエージェントレジット)」に所属しプロリーグで競いつつ、ソロのダンサーとしても活動。「チームも優勝し、個人としても成績を残したい」と意気込む。

逆立ちで片手を軸に回転するブレイクダンスの技「ナインティ」の手本を見せる西田さん=川北町壱ツ屋のdance studio 8 YOLOで

 四年ぶりに郷里に帰ってきていた四月二十五日には、川北町の「dance studio 8 YOLO(ダンススタジオエイトヨーロー)」で、子どもたちに、背中や肩を床につけ足を旋回させるなどの「パワームーブ」と呼ばれる大技を指導した。西田さんが、逆立ちの状態で片手を軸に体を回転させる高難度の「ナインティ(1990)」を実演すると、拍手と歓声が湧いた。
 子どもたちからダンスバトルでうまく踊る心掛けを問われると、「母子家庭のぼくの練習を支えてくれたおばあちゃんのことを、踊る前に考えている。大切な人を思い浮かべて頑張って」と助言した。同スタジオの橋谷理恵代表は「県内は意外とブレイクダンスが盛ん。西田くんは石川のスター」と熱く語る。
 活動拠点は都内だが、「自分はレペゼン石川(石川代表の意味)」と言い切る西田さん。「パリ五輪に向けて覚悟を決めている。あきらめずに夢に向かう大切さを、石川の子どもたちにブレイクダンスで伝えたい」

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