プロ注目の投打対決 大阪桐蔭高・前田はセンバツ決勝以来の公式戦登板152球10奪三振2失点
2022年5月17日 19時01分
◇17日 春季高校野球 大阪桐蔭3―2履正社(南港中央野球場)
プロ注目の左腕、大阪桐蔭の前田悠伍投手(2年)が2失点完投で優勝に導いた。この日の最速は145キロ。今大会は初登板で、今春センバツ決勝以来となる公式戦登板だった。
「秋も(履正社と)やらせてもらって、因縁の対決と自分はとらえていまして、力が入ってしまいましたが、力だけではなく、修正できたというピッチングでした」
3回は1死一塁からプロ注目の左打者、光弘帆高遊撃手(3年)に真っすぐを右翼線へ先制適時三塁打され、さらに2番打者に連続適時打を許した。単調になってしまった投球をすぐに修正し、ゆったり投げたり、クイック気味に投げたり細かく工夫。4回以降は追加点を与えず、152球を投げて8安打、10奪三振の2失点だった。
バッテリーを組む先輩の松尾が反撃開始のソロアーチをかけた。「しっかりオレが打ってくるから待っとけ」と松尾から声をかけられ、その通りの一発に「おー、ナイス!」と返答。松尾が「ため口です」と苦笑いする関係性だ。「本当に頼りがいがあるなと思います」
センバツでは市和歌山との準々決勝、近江との決勝の2試合に先発し、通算13イニングを投げて1失点(自責点0)だった。わずか3安打の23奪三振と圧倒的な投球を見せつけた背番号「11」の快腕。「自分は夏の甲子園も無敗でいきたいと思っています」と宣言した。
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