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【がんがつなぐ足し算の縁】笠井信輔(10) 「続・病室にネット環境を」

2022年5月17日 05時05分 (5月30日 17時18分更新)

安全な「必需品」 病院側も理解して


 「病室Wi−Fi工事のお金は国に出してもらいましょう」。新型コロナウイルス時代にがんになり、誰も見舞いに来られない入院中の孤独を体験した私は、仲間たちとともに「#病室WiFi協議会」をつくり、昨年一月から「病室にWi−Fiを運動」を始めました。
 そこで出たのが、冒頭の意見です。永田町のロビー活動に精通している仲間を巻き込み、とにかく政治家の皆さんにいろいろとお願いをしてまわると、力強く動いてくださったのが、自らもがんサバイバーである当時の三原じゅん子厚生労働副大臣でした。しっかりと私たちの話を受け止めてくれました。なんと活動開始から三カ月で、厚労省が患者用のWi−Fi整備に補助金をつけてくれたのです。
 「とくダネ!」担当の二十年間は、政治家や官僚に文句ばかり言っていましたが、国は私たちの願いを聞いてくれることもあるんだと、初めて心の底から感謝しました。スミマセン。この補助金で事態は大きく動くと思われました。
 しかし!
 信じられないことに、病院側が非常に消極的なんです。「患者用Wi−Fiは電子カルテに影響を及ぼす可能性があるので導入できない」という言葉...

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