本文へ移動

【Dr.'sサロン】アルツハイマー防ぐには 

2022年5月17日 05時05分 (5月17日 10時11分更新)
 神経細胞が減り、脳が萎縮することで記憶や思考の能力が奪われるアルツハイマー病。認知症の中で最も多いアルツハイマー型ですが、根本治療薬の開発が進んでいます。候補の一つ、アデュカヌマブの国内承認は継続審議中。米国では今月、より副作用の少ないレカネマブが承認申請されました。
 この病気は、アミロイドβというタンパク質が神経細胞の周辺に蓄積することが原因と考えられています。今回、取り上げるのはもう一つの原因、脳の神経細胞内にある異常なタンパク質「タウ」です。アミロイドβの蓄積はタウの変性を促し、その結果、アミロイドβの毒性が増していきます。タウの変性が始まるのは発症の十年ほど前から。やがて神経細胞が死滅し、発症につながります。
 最近の研究報告によると、タウは脳脊髄液を通じて脳の外へ排出されることが分かりました。脳脊髄液が脳に多く流入するのは、深い眠りの間です。つまり、良い睡眠を取って脳脊髄液の流れを良くすれば、タウが脳内にとどまるのを防げる可能性が出てきました。中年期からは毎日六〜八時間の良質な睡眠をとることが大事です。
 また緑茶に含まれるカテキン、カレーのクルクミンはタウの凝集を抑え、毒性を...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報

医療ニュースの新着

記事一覧