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3年ぶりに神事能 大野湊神社 能楽師の会披露

2022年5月16日 05時05分 (5月16日 10時24分更新)
約120人の観客の前で3年ぶりに披露された神事能=金沢市寺中町の大野湊神社で

約120人の観客の前で3年ぶりに披露された神事能=金沢市寺中町の大野湊神社で

 金沢市寺中町の大野湊神社で十五日、コロナ禍で中止となっていた市無形民俗文化財の「神事能」が、三年ぶりに開催された。
 地元の能楽師でつくる金沢能楽会と、愛好者でつくる金石宝生会の会員が出演。能「春日龍神」をはじめ、舞囃子(まいばやし)「東北(とうぼく)」や狂言「文荷(ふみにない)」などを披露した。
 神事能は一六〇四年に加賀藩二代藩主の前田利長が、関ケ原の戦いでの勝利を神前に報告しようと能を行ったのが始まりとされる。戦時中を除いて毎年開催されてきたが、昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染防止のため中止となった。
 河崎智洋禰宜(ねぎ)(38)は「混乱期でも開催してきた歴史があるので、中止は心苦しかった。やっとできてうれしい」と胸をなで下ろした。
 開催日は毎年五月十五日で、例祭とともに行われる。今年は日曜と重なり、露店が並んだ境内には、子どもたちの元気な声も響いていた。(戎野文菜)

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