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避難のウクライナ演奏家らコンサート 名古屋の宗次ホールで26日

2022年5月16日 05時05分 (5月16日 11時07分更新)
人道支援コンサートを主催する(左から)宗次代表、ジドレさん、中森常任理事=名古屋市中区栄4の宗次ホールで

人道支援コンサートを主催する(左から)宗次代表、ジドレさん、中森常任理事=名古屋市中区栄4の宗次ホールで

 ロシアの軍事侵攻でウクライナから日本に避難している演奏家らが二十六日午後二時から、名古屋市中区栄四の宗次ホールで、避難民と母国のための人道支援コンサートを開く。主催者の一人で、リトアニア人バイオリニストのジドレさん(29)=金沢市=は「音楽には力がある。みんなが力を合わせれば、何かができる」と訴える。 (築山栄太郎)
 ジドレさんは、数多くの国際コンクールで上位に入賞。コンサートには、ともにチェロ奏者で、ウクライナ国立歌劇場所属のテチヤナ・ラブロワさん(53)と、娘のイアナ・ラブロワさん(30)も出演する。テチヤナさんは首都キーウ、イアナさんはウクライナ北部のチェルニヒウに住んでいたが、ロシア軍の侵攻を受け、音楽を通じた友人が多い日本への避難を決意。ポーランドを経て三月末に東京にたどり着いた。
 支援コンサートにはオーケストラ・アンサンブル金沢のコントラバス奏者のリトアニア人、ダニエリス・ルビナスさんらも加わる。ウクライナ国歌や、同国の作曲家スタンコビッチさんやシルベストロフさんらの作品、山田耕筰の「この道」などを演奏する。
 ジドレさんは、ウクライナ侵攻に心を痛め、三月に金沢市の石川県立音楽堂で、支援コンサートを開いた。入場無料だったが、四百万円以上の寄付金が集まった。今回は、日本ユーラシア協会愛知県連合会と、宗次ホールが主催に加わった。
 連合会の中森秀樹常任理事(84)は「旧ソ連各国との平和と友好のために活動する協会として、戦争に大変憂慮している」と話す。同ホールの宗次徳二代表(73)は「食べ物や服は集まっていると聞くが、自由になるお金がもっと必要だと思う」と避難民を察する。
 全自由席で二千円。売り上げの全額を二等分し、宗次代表が理事長を務めるNPO法人イエロー・エンジェルを通じて東海地方のウクライナ避難民への寄付と、国際非政府組織(NGO)「ADRAウクライナ」への送金に充てる。
 (問)宗次ホールチケットセンター=052(265)1718
 

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