名城大が劇的サヨナラで2連覇王手 最多安打男・伊藤雄紀はリーグ新記録を樹立【愛知大学野球春季L】
2022年5月15日 21時11分
◇15日 愛知大学野球1部春季リーグ第6週第2日 名城大4x―3中京大(9回サヨナラ、パロマ瑞穂)
名城大が春季リーグ2連覇に王手をかけた。シーズン個人最多安打のリーグ記録に並んでいた伊藤雄紀内野手(3年・高崎健康福祉大高崎)が同点打を含むマルチ安打を放ち、今季の安打数を28としてリーグ新記録を樹立した。
◇ ◇
劇的な勝利で春連覇にグッと近づいた。名城大が昨秋の王者・中京大にサヨナラ勝ちして3ポイントを獲得。最終週で1ポイントでも手にすれば優勝が決まるという状況に持ち込んだ安江均監督(62)は「相手が中京大さんなので厳しい展開になるとは思っていた。この勝ちは大きい」と言葉に力を込めた。
2点を追う7回。負ければ最終週への嫌な流れになりかねない中、チームを救ったのは“最多安打男”だった。暴投で1点を返した後に迎えた1死三塁で打席には伊藤雄。「とにかくランナーをかえすことだけ考えていた」。甘く入ったスライダーを振り抜いた打球はワンバウンドで中堅フェンスを越えるエンタイトル二塁打となり、同点に追いついた。
3―3で迎えた9回には1死一塁からサヨナラ押し出し死球につながる右前打を放って1試合2安打。前日に並んだ愛工大の神野純一さん(元中日)が持っていたシーズン個人最多安打のリーグ記録を30年ぶりに塗り替え、新記録を28まで伸ばした。
次カードの愛産大戦で引き分け以上となれば、優勝が決まる。「昨日勝ったときも『今日勝たないと意味がない』と中村主将から言われていた。本当に大きい勝利だし、チームとしても成長できる」。リーグ新記録を樹立した男の勢いに乗り、チームも一気に優勝を決める。
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