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ソダシ劇的復活でG1・3勝目 鞍上の吉田隼人「残り1Fは夢のような感じ」【ヴィクトリアマイル】

2022年5月15日 21時00分

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ヴィクトリアマイルを制し、ソダシの馬上でガッツポーズする吉田隼

ヴィクトリアマイルを制し、ソダシの馬上でガッツポーズする吉田隼

◇15日 第17回ヴィクトリアマイル(G1・東京・芝1600メートル)
 白毛伝説が劇的復活―。4番人気の白馬ソダシ(牝4)が4番手追走から直線一気に抜け出し、後続を圧倒してみせた。阪神JF、桜花賞に続きG1を3勝目。鞍上の吉田隼人(38)=美浦・フリー=は同レース初勝利、須貝尚介調教師(55)=栗東=は2017年のアドマイヤリード以来、同レース2勝目。2着には道中、6番手に付けたファインルージュ(同)が最後に浮上、3着には2番手から運んだレシステンシア(牝5)が踏ん張った。
   ◇   ◇
 純白の馬体が府中のターフを突き抜けた。同世代はもちろん、年上のG1馬に影をも踏ませない圧勝のゴール。まさにソダシ、ここにあり。見た目だけではない存在感、そして強さを強烈に示した。
 ゴール後、雄たけびとともに派手に右腕を突き上げた吉田隼。「(相手がそろった一戦でも)力を出せば通用すると思っていた。残り1Fは夢のような感じ。フワフワしちゃって。馬の走りもフワフワしていたけど、それ以上に僕も」と幸福感に包まれていたといい「プレッシャーから解放されて、(ゴール後は)少しはしゃいじゃいました」と照れた。
 3万人近いファンが詰め掛けた府中。馬場入りから大きな拍手を浴び、注目を一身に浴びる。スタート直前、ゲート入りを嫌がるそぶりを見せると、大きなどよめきに包まれたが、吉田隼は「あれだけのお客さんの中でもどっしりしていたし、調教通りの走りを出せれば」と自信に揺るぎはなかった。
 いざスタートすれば抜群の集中力で飛び出し、ハナを切る勢いで加速。好位の4番手でリズムに乗った。敗戦したレースでは途中で闘志を失うそぶりを見せただけに「馬の前進気勢を殺さないように、うまくためながら」と吉田隼は慎重に気持ちをコントロール。直線まで集中力を保たせた。追い出してからは「いつものソダシの伸び」と早々に勝利を確信。2着ファインルージュ以下に2馬身差をつけていた。
 これで芝のマイル戦は4戦全勝。「結果が示す通りレースがしやすいんでしょうね。桜花賞がレコード勝ちだったし」と須貝師がうなずけば、吉田隼も「デビュー前からマイルくらいがベストだと思っていた。この距離なら、芝もダートも問わないと思います」と断言した。
 再び二刀流への挑戦も視野に入ってきそうだが、この後はひと息入れる予定。多くのファンの声援に感謝する須貝師は「もっと強いソダシを見せていきたい」と約束。白毛のアイドルホースはこれからも進化を続けていく。

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