キングカズ三浦知良、Jリーグの日に「11」背負い2トップの一角で先発【JFL鈴鹿】
2022年5月15日 17時37分
◇15日 日本フットボールリーグ(JFL)第8節 鈴鹿ポイントゲッターズ1―4ホンダFC(三重・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)
鈴鹿の元日本代表FW三浦知良(55)は2トップの一角で先発したが、右もも前の違和感で前半終了後に退いた。
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29年前の5月15日。記念すべきJリーグ開幕戦の地・国立競技場で、ヴェルディ川崎の11番を背負った男が、この日も同じ番号で鈴鹿のピッチに立った。「キングカズ」の呼び名で、今も現役を続けるFW三浦知。対戦相手はリーグ屈指の強豪ながらあえてJリーグ入りを選ばず「Jへの門番」の異名を取るホンダ。不思議な縁が交差した。
試合は、華麗なパスワークでホンダが試合の主導権を握った。三浦は中盤の位置まで落ちてゲームメークに参加。前戦に残り続けるのではなく、ボールを積極的に触ることで、チームと自身のリズムをつくることを狙ったと、三浦泰年監督(56)は意図を明かした。
奮闘は見せたが、チームの実力差は見せつけられた形だ。鈴鹿はJリーグ百年構想クラブ資格を解除条件付きで停止されている身ではあるが、Jリーグ昇格を目指す中で「プロに行くチームを倒し続けるというプライドは持っている」(ホンダ・安部監督)というJFLの強豪は越えなければならない壁だ。
三浦は「力の差があった」と認めた上で「ホンダのような実力あるチームに(なれるよう鈴鹿も)成長しないといけない」と課題を口にした。あの日から29年。三浦は「ピッチの上に立って、サポーターと喜び合えたら」と、選手としての勝利への貢献を改めて誓った。
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