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力石政法が初タイトル・東洋太平洋王者に KO逃すも力の差見せつける【ボクシング】

2022年5月15日 17時15分

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東洋太平洋王者となった力石政法(左)と兄の矢吹正道

東洋太平洋王者となった力石政法(左)と兄の矢吹正道

◇15日 ボクシング OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦(東京都墨田区総合体育館)
 元WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29)=緑=の弟で、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級6位の力石政法(27)=同=が、自身初のタイトルを獲得した。同級3位の渡辺卓也(33)=DANGAN AOKI=に3―0判定勝ち。東洋太平洋のベルトを手にした。
   ◇   ◇
 序盤から攻めた。戦前「勝とうと思ったら、アウトボクシングをしたら絶対に勝てる。でも今後のために倒す、倒したい。判定勝ちしたときも体力が余っていて、達成感がない」と語っていたように、あくまで世界へとつなげるために前に出た。4ラウンドの公開採点ではジャッジ3人とも40―36で力石。8ラウンドの公開採点でも3人とも80―72と完全に主導権を握った。KOこそできなかったが、力の差を見せつけた。
 初のタイトル挑戦に向けて「今まで一番多いくらい」とスパーリングは100ラウンド以上こなした。強い相手との実戦形式の練習を求め、大阪に10日、東京に5日、遠征もした。
 世界王者から陥落した矢吹が現役続行を決意したことも、発奮材料となった。矢吹の試合直後、実は一度引退の意思を告げられている。そのときは「十分やったよ」とねぎらった。お疲れさまという気持ちに偽りはなかった。だが、それは自身の一つの夢がついえることを意味していた。「目標は世界王者だけど、夢は兄弟同時の世界王者」。その兄が再起を決意し、心から喜んだ。
 「自分は強いやつとやって、ずっとサバイバルマッチを勝ってきた。それは今後も変わらないです」。東洋太平洋は当然、通過点。視線はその先の世界へと向いている。

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