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わが町の自治会費、高い?安い? 浜松市内で5倍の金額差も

2022年5月15日 05時05分 (5月15日 05時06分更新)
自治会が管理するグラウンドでグラウンドゴルフを楽しむ住民たち=浜松市北区三ケ日町大崎で

自治会が管理するグラウンドでグラウンドゴルフを楽しむ住民たち=浜松市北区三ケ日町大崎で

 「浜松で自治会費が町によって違うのはなぜ?」。そんな疑問がユースク取材班に寄せられた。調べてみると、高い自治会と安い自治会では少なくとも五倍近い開きがあると分かった。自治会は任意団体とはいえ、浜松市全体の加入率は95%と高く、会費の問題とは別に広く受け入れられている実態が浮かんだ。 (高橋雅人)
 疑問を投稿したのは同市中区の無職男性(71)。「住んでいる町の自治会費は年間一万四千四百円。非常に高いと思うので、他の町が気になった」と理由を語る。
 市市民協働・地域政策課によると、市内には現在、七百四十四の自治会があり、会費は各自治会で決めている。市はそれぞれの金額を把握しておらず、市自治会連合会の担当者も「他の町のことは分からないが、うちの町は年五千円で安いと思う」と話す。
 市内の事情に詳しい中区のコミュニティー担当職員は「この辺りの相場は年六千円ほど。世帯人数や、持ち家か借家かによって金額が違うケースもある」と指摘する。浜松まつりの参加負担金は、自治会費とは別に徴収するのが通例という。
 そんな中、高額との情報が寄せられたのが北区三ケ日地区。ある自治会は年額二万四千円、別の自治会も二万円だった。北区振興課の担当者は「世帯数が少ないので、どうしても中心部よりも高くなる。自治会館の維持管理費など避けられない経費もあるし、運動会や夏祭りなどの行事もある」と説明する。
 中区では、高丘自治会の七千五百三十世帯を筆頭に、千世帯を超える自治会が四十を数える。三ケ日地区は三十の自治会があり、それぞれ五十二〜三百三十八世帯の規模だ。
 年二万四千円払う同地区の男性は「立派な自治会館があるし、決算では自前のグラウンドの整備費にもかなりお金がかかっていた」と明かす。「三ケ日はどこも同じくらい。みんな他の地域のことは知らないので、疑問に思うこともないのでは」と推し量る。
 自治会が管理するグラウンドはスポーツ大会や防災訓練の会場となり、地域のふれあいの場でもある。男性は「多少高いとは思いつつも、恩恵は受けているのでしかたない」と苦笑する。市市民協働・地域政策課の担当者は「住民の中で適正な金額だと認められていれば、高くても良いのでは」と話す。
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