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中部の観光船、GWの乗船客回復、知床事故影響キャンセルも、夏に向け「安全」アピール

2022年5月15日 05時05分 (5月15日 05時05分更新)
観光船が発着する志摩半島の賢島=三重県志摩市で

観光船が発着する志摩半島の賢島=三重県志摩市で

 新型コロナウイルス禍に伴う行動制限が三年ぶりになかった今年のゴールデンウイーク。中部地方の観光船や遊覧船の乗船客数は回復したが、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故の影響でキャンセルや問い合わせも相次いだ。十一日には、小型旅客船の安全確保を図る国の有識者委員会の議論がスタート。事業者は夏の本格シーズンに向け、安全対策の再徹底やそのアピールに力を入れている。
 「三年前から八割方は回復した。だが、もう少し乗船客が戻ってもよかった」
 岐阜県恵那、中津川両市にまたがる人造湖と奇岩の景色を楽しむ恵那峡遊覧船。運営する東鉄商事(同県多治見市)によると、大型連休中は最も多い日で九百人超が乗船した。ただ担当者は満足はしていない。
 知床の事故後、乗船前の客から「この船は大丈夫か」「救命胴衣はいつ着ればいいのか」などの質問が相次いだ。担当者は「事故がマイナスに働き『今回はやめよう』と考えた人もいたのでは」と振り返る。
 同社は波の高さや風速、視界などに関して細かく基準を決め、安全対策を徹底してきた。知床の事故当日は船体や救命胴衣などを改めて点検。朝礼でも船長らに安全運航の意識を高めるよう呼び掛けている。
 三...

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