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防災すごろく 知識高める 金沢・菊川町公民館 地域安心に力

2022年5月15日 05時05分 (5月15日 10時10分更新)
「地域防災力と人づくりを考える」と題して講演する浅野秀重さん=金沢市菊川町公民館で

「地域防災力と人づくりを考える」と題して講演する浅野秀重さん=金沢市菊川町公民館で

  • 「地域防災力と人づくりを考える」と題して講演する浅野秀重さん=金沢市菊川町公民館で
  • 各地の自治体などが作成した防災すごろく

「水害」テーマに作成へ

 金沢市菊川町公民館は本年度、地域力と防災力を高める目的で、防災知識を学べるすごろく作りに取り組む。地域が犀川に近いことから、テーマは「水害」にした。専門家を招き講義を開くほか、防災士や消防分団との交流、まち歩きを通して、地域に特化した「防災すごろく」を完成させる。 (村松秀規)
 「幅広い世代が遊べるすごろくの一マス、一マスに、学習した内容を落とし込んでいきたい」。菊川町公民館主事の原恵子さんは、事業の目標をそう語る。
 前年度までの三年間、地域防犯の事業に取り組んできた菊川町公民館。この成果を踏まえて、住民同士のつながりをつくることも目指す。全十一回で、「住み続けられるまちづくり」や「気候変動に具体的な対策を」など持続可能な開発目標(SDGs)も掲げた。
 防災は、住民全員に共通する課題。すごろく作りでは、住民たちが地域を見つめ直し、講義や体験から内容を考え、最終的には参加できなかった人にもすごろくで遊んでもらい成果を共有する。原さんは「子どもから高齢者まで、持続性のある防災意識を持ってもらいたい」と願う。
 十四日、公民館で事業の第一回が開かれた。住民のほか、一年を通じて事業に参加、協力する北陸大の学生ら三十五人が、講師を務めた金沢大名誉教授浅野秀重さん(社会教育)の話を聞いた。
 浅野さんは、社会教育の視点から防災すごろく作りのための学習の意義を説明。「学ぶことで、地域の理解につながり、住民の意識が高まる。学習を通じて自分は何をしたらいいか、何ができるかを考えるきっかけになる」と述べた。
 その上で学んだり、課題を見つけ解決したりするには、地域をしっかりみることが大事だと述べ「事業では地域をしっかりみるための知が提供される。すごろく作りが、安心安全な菊川をつくるきっかけになれば」と期待を寄せた。

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