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石川県内 感染者数高止まり GW明け 身構える片町

2022年5月14日 05時05分 (5月14日 12時34分更新)
新型コロナの抗原検査所を訪れた人たち=13日、金沢市片町で

新型コロナの抗原検査所を訪れた人たち=13日、金沢市片町で

  • 新型コロナの抗原検査所を訪れた人たち=13日、金沢市片町で
  • 週末の片町スクランブル交差点を歩く人たち=13日、金沢市片町で

無料抗原検査所「飲む前に来て」

 三年ぶりに全国で「緊急事態宣言」などの行動制限がないゴールデンウイーク(GW)が明け、石川県内では新型コロナウイルスの感染者の増加傾向が続く。厚生労働省が公表した十二日までの直近一週間の新規感染者数(対人口十万人)では、石川はトップ10入り。野外で十分に距離を取ればマスクは外しても良いという流れもある一方、金沢市の飲食店では再びまん延防止等重点措置が適用されることへ警戒感を示す声が上がっている。 (西川優)
 大型連休が終わり、初の金曜日を迎えた十三日。金沢市片町のオーロラビルに設置された無料の新型コロナウイルスの抗原検査所に、仕事帰りの人たちが増え始めた。
 陰性の結果を受けた運送会社役員の吉田桂介さん(37)は「これから団体でお酒を飲みに行くので安心」と飲み会の会場へ向かった。
 検査所はGW後の感染拡大を懸念して九日から設置。予想通り県内では連日多くの新規感染者が確認され、市内にも感染が広がりつつある。県の委託事業として検査を誘致したシナジーコンサルティング(金沢市)の河上伸之輔社長(41)は「またクラスターが出たら片町が死んでしまう。飲み会の前にセットで検査に来てもらえたら」と呼び掛ける。
 片町にある日本料理店「十二の月」では抗原検査の結果を提示することでドリンク一杯を無料で提供。女将(おかみ)の多々見まみのさん(49)は「コロナ対策を一店舗でやるにも限界がある。みんなで力を合わせないと」と語った。
 松野博一官房長官は十一日の記者会見で、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用について、屋外で十分な距離が取れる場合は不要との認識を示した。金沢市木倉町の居酒屋「わ食場 はす家」はGW中多くの観光客でにぎわったものの、店長の伏下誠志さん(29)は「増えたらまた『まん延防止』。距離を取ればマスクなしでもいいといっても、モラルを守れる人がどれくらいいるのか…」と不安な表情を浮かべた。
 県専門家会議座長の谷内江昭宏・金沢大病院副院長(免疫学・小児科学)は「社会のいろんな場面での感染が増えてきている」とした上で「リスクをゼロにはできない中で、場面、場面で基本的な感染対策を継続することが大事だ」と警鐘を鳴らしている。

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