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仏シャンパン団体「騎士団員」に 白山市観光特使 版画家・北さん

2022年5月14日 05時05分 (5月14日 11時05分更新)
シャンパーニュ騎士団員に任じられた白山市観光特使の北吉晃さんと北さんの作品。手前右は、同騎士団の紋章を用いたメダル=白山市役所で

シャンパーニュ騎士団員に任じられた白山市観光特使の北吉晃さんと北さんの作品。手前右は、同騎士団の紋章を用いたメダル=白山市役所で

食を通じた両国交流評価

 白山市観光特使で、フランス・パリ市在住の版画家北吉晃(よしたけ)さん(65)が、シャンパン産地として知られる、シャンパーニュ地方の団体「シャンパーニュ騎士団」から、騎士団員に任ぜられた。北さんが取り組む、食を通じた日仏交流が評価された。北さんは、初めて霊峰白山(2,702メートル)を題材にした版画の製作や、両国での展示を予定。食やアートを通じた懸け橋になることを目指している。 (吉田拓海)
 北さんは一九五六年、金沢市長田町生まれ。二十代でファッション業界に携わるフリーのカメラマンとして渡仏後、版画のシルクスクリーンの技法と出合い、創作活動を始めた。霧がかったような、淡い表現の風景画を得意とする。日本の自宅が白山市内にある。
 ワインボトルのラベル(エチケット)のイラストを手掛けた縁で、日本国内でのフランス産ワインの魅力発信や、現地での日本酒の紹介にも取り組んできた。
 シャンパーニュ騎士団は正式名を「オルドン・デ・コトー・ドュ・シャンパーニュ」といい、シャンパンの品質や権威を守る団体。愛好家や有識者を、シャンパンの伝道師も兼ねた「騎士団員」に任じている。
 日本に一時帰国している北さんは十二日、白山市役所を訪れ、四月八日に騎士団員になったことを山田憲昭市長に報告。「微力ながら、両国の懸け橋になりたい」と喜びを語った。山田市長は「白山がフランスの人に知られればうれしい」と活動にエールを送った。
 主に、フランスの風景をモチーフにした版画を描いてきた北さんは、山田市長に、白山を題材にした版画を初めて作り、両国で展示する構想も明かした。
 白山市は、シャンパンのブランド管理に範を取った日本酒の地理的表示(GI)の「白山菊酒」を推進している。北さんはこうした縁を大切にし、今後は白山市の食品のPRを今まで以上に取り組んでいくといい、「白山市の名酒や、飲み物をさらに紹介していきたい」と意気込んでいる。

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