本文へ移動

能登上布 移住希望者に体験コース 中能登町、本年度から実施

2022年5月14日 05時05分 (5月14日 11時00分更新)
能登上布会館での移住体験をPRする町担当者=中能登町役場総務庁舎で

能登上布会館での移住体験をPRする町担当者=中能登町役場総務庁舎で

 古くから「繊維のまち」として知られる中能登町は、県指定無形文化財「能登上布」の普及や伝承を目指し、能登上布会館(同町能登部下)で本年度から、移住希望者が本格的に能登上布の製織体験などができるコースを用意する。十二日に同会館で開かれた能登上布振興協議会総会で、事業計画を示した。
 町企画課などによると、七尾、羽咋両市と同町でつくる能登地域移住交流協議会と連携した事業で、移住希望者が町内の宿泊施設に滞在しながら、能登上布の製造工程を体験する。初級−上級の機織り体験からスタートし、ステップアップすると、細やかな絣(かすり)模様を出すために糸をくくったり、染めたりする複雑な六つの工程も指導する。企画や販売の体験もあり、能登上布の魅力や技術を伝え、後継者を育てる狙いがある。
 協議会は昨年度、新規会員を二人獲得し、後継者の発掘に力を入れる。運営委員の中村千加子さん(71)によると、遠方では北海道から体験に訪れる人もいるが、滞在場所や受け入れ態勢などに課題があった。「やりたい人はいるので、環境が整ったのでは」と期待する。
 総会には宮下為幸町長や会員ら約二十人が出席。新会長に若狭広さん、副会長に正谷博さんが就任した。任期二年。
 能登上布をPRするホームページ制作やコロナ禍で中止が続いた能登上布織りの町民講座開催など本年度事業計画案を含む五議案を承認した。(大野沙羅)

関連キーワード

おすすめ情報

石川の新着

記事一覧