小学生レベルで捕り方の指導法は?
2022年5月14日 05時05分
【質問】小学校低学年を教えています。ほとんどの子が投げ方よりも捕り方に苦戦しています。お父さんでも教えることができる指導法を教えてください。 (川崎市川崎区 Wさん)
【答え】野球教室でも、投げる・打つは普通にできるのに、捕るのが苦手な子が少なくありません。うまくなるには興味を持つことですが、低学年ではなかなか難しいでしょうね。小学生レベルでの捕り方について教えます。
野球を始めた時から、キャッチボールは体の正面で捕りなさいと教わっていると思います。ゴロも同じです。捕る基本は体の正面です。体の外に来たボールは、足を使って体の中に持ってきます。これがフットワークです。ある学童チームのコーチが外野のゴロは体の横にグラブを出して捕るように教えていました。プロのプレーをそのまま教えているのでしょう。荒れたグラウンド、弾むボールなど学童野球の環境が頭に入っていないのに驚きました。
最近のグラブはポケットがあり、片手で捕ってもボールが落ちません。そのためか、このごろの子はボールをつかむ握力が弱いような気もします。また片手捕りが多く、右手(右投げの場合)が遊んでいます。ボールがグラブに入った瞬間に右手でふたをするようにして捕ります。これが両手で捕る基本です。2人1組でグラブをはめずにゴロを転がし合って、両手で捕ることを習慣づけましょう。両手で捕った方が安全で速いことをきちんと理解させて指導してください。(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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