【北の富士コラム】男性でも乳がんに?右の乳首が痛み病院へ直行…“シロ診断”に一安心 体調不良もスッキリ原稿の方も気合入れ直します
2022年5月14日 05時00分
◇13日 大相撲夏場所6日目(両国国技館)
放送の仕事が休みなので、かねて気になっていることがあったので病院に行ってきた。
実は2週間ほど前から右の乳首が少し硬くなり押すと痛い。気のせいか熱も右脇で測ると左脇より高い。気の小さい私は「これは乳がん」ではないかとすっかり思い込んでいました。何人かの友達にこのことを相談すると、男が「乳がん」になるハズがないと言う人や「男でもなる」と意見が割れました。
心なしか脇の下のリンパが張ってきました。ある人が右に「ガン」ができたら左のリンパが腫れて首が痛むと言います。とうとう私は我慢ができずに知り合いのドクターに電話すると、まれではあるが男性も乳がんはあるから友人の医師を紹介するから行ってくださいと言っていただいたので、善は急げとばかり今朝行ってきました。
超音波やCTで念入りに診察していただいた結果、がんの疑いはないと診断されました。チョットした炎症らしいです。これで一安心です。
実はこのことが原因で場所に入ってからも睡眠不足で体調が悪かったのですが、おかげさまで元気が出ました。今日からは原稿の方も気合を入れ直して頑張りますが、面白くなるかは保証致しません。
さてもうすぐ幕内の取組が始まります。前日は取り直し大奮戦を見せた宇良だったが、遠藤にはつけ入るスキがまったくなく完敗した。さすがは巧者遠藤らしく両ワキをしっかり締め、前に出て宇良に何もさせないで完勝した。実にうまいものだ。
琴ノ若と霧馬山との好取組は激しい差し手争いを見せたが、十分の体勢を作った霧馬山が万全の相撲で送り出した。3大関を破る大活躍の琴ノ若だが、今日は霧馬山に完敗だった。地味ではあるが霧馬山は着実に強くなっている。琴ノ若はここ2日立ち合いが高い。注意しよう。
昨日苦言を呈した豊昇龍が見事な相撲で大栄翔を下した。立ち合い下からすくうように立つと、大栄翔の突きを逆に下から押し上げ一気に押して前に出る。その出足の速いこと。目が覚めるような速攻であった。私の一言が効いたとは思わないが私は満足である。これで文句を言った甲斐があると言うものだ。今日のような相撲を心掛けると大関昇進も難しいことではないだろう。
今、正代が負けました。まったくやる気がありません。以上。今ひとつ調子の上がらない若隆景が高安の左腰に食いついて出し投げを打ちながら慎重に送り出してやっと3勝目を挙げた。まだ力の出し所が遅い。千代の富士の若い頃のように一気に力を出す相撲、集中力を身に付けたいところだ。ただ今、貴景勝も負けました。まるで相手を見ていません。協会もさぞ頭がイタイことでしょう。
結びの一番は番狂わせになりました。照ノ富士が玉鷲の当たって来るところを右から張って出た。これが大きな敗因でしょう。
玉鷲はどうやら手の内を読んでいたようです。照ノ富士は左を差しに出たがこれもお見通し、右からしっかりおっつけて一散に押して前に出て横綱に何もさせないまま土俵下まで吹き飛ばした。4連勝と調子を上げてきた照ノ富士だが、押して来る相手には不安は隠せない。照ノ富士の立ち合いの失敗もあったが玉鷲の馬力は恐ろしいほどである。これで37歳というのだから「恐れ入谷の鬼子母神」である。本当は27歳じゃないかと思ってしまう。今現在幕内で一番強いのは玉鷲じゃなかろうかと本気に思ってしまう。優勝に一番近い力士であると言って良い。
それにしても大関横綱陣はひどいの一言だ。誠にお粗末極まりないありさまである。せっかく乳がんの心配がなくなってホッとしているのに大関連中の相撲を見ると気分が悪くなる。
原稿が早く終わったので近所の小料理屋に出掛けよう。うまいカツオが食べられるかもしれない。それでは皆さん、ひどい相撲ばかりで申し訳ありません。ではお休みなさい。(元横綱)
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