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戦禍の希望焼き付け 西区で「僕が見たアフガニスタン」写真展

2022年5月14日 05時05分 (5月14日 05時07分更新)
「戦争を止めるのは報道。情報が滞ると人々は戦争を忘れてしまう」と戦場取材を続ける久保田弘信さん=浜松市西区で

「戦争を止めるのは報道。情報が滞ると人々は戦争を忘れてしまう」と戦場取材を続ける久保田弘信さん=浜松市西区で

 アジアや中東の戦地の現状を伝え続けるフォトジャーナリスト久保田弘信さん=岐阜県大垣市出身=の写真展「僕が見たアフガニスタン」が十三日、浜松市西区の画廊「みどりの森の美術館」で始まった。三十日までの毎週金曜〜月曜に開かれる。 (久下聡美)
 六十カ国以上を訪れ、戦禍の人々をファインダー越しに見つめ続ける久保田さんは「厳しい環境の中でも笑顔を見せる子どもたちや、旅人をもてなすアフガニスタンの人たちの優しさも知ってほしい」と語る。
 大学卒業後、雑誌カメラマンを経て、知人の紹介で訪れたパキスタンの難民キャンプでアフガニスタンの現状を知り、一九九七年から現地での取材を開始。二〇〇一年九月の米国同時多発テロ直後にも現地入りし、米軍による攻撃の中、タリバンの本拠地カンダハルで取材を続けた。久保田さんは「そこで行われる非人道的なことを撮り、人々を救いたい気持ちもあったが、それ以上に現地の友達が心配だった」と、交流のあったアフガニスタン人への親しみが原動力になったと話す。
 会場には、難民キャンプで水を運ぶはだしの少女や北部の街マザリシャリフで笑顔を見せる少年たちなど、戦禍の日常を記録した写真約二十点が並ぶ。久保田さんは「昨年の米軍撤退後、なぜすぐにタリバンが復活したのか。ニュースの背景にある本当の姿を探るきっかけにしてほしい」と語る。十五日まで在廊し、同日午前十時と午後一時に写真教室を開く。(問)同画廊=053(448)0658

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